真エンドまで確認。

 

信じられない完成度だった。

元がPS2の作品とは恐れ入った。

間違いなくRPGの歴史に名を刻んだ、至高の名作と言ってよい。

RPG好きなら必ずやっておくべき作品ではないか。

 

これがあったから、ペルソナ5があの完成度になりえたのか。

正直、ゲームとしてだけならこちらの方が上という気もしてしまう。

UIの洗練度は5の方が上だが、歴史的な価値を加味すればそこで評価を下げることはない。

 

キャラクターも相変わらず魅力的だった。

みんな、こういう友達が欲しいんじゃないか。

ほとんどのプレイヤーが、千枝・雪子・マリーは彼女にしたと思う。

個人的には、不遇でも健気に誠実に人生と向き合う結実ちゃんも、そばにいてあげるうちに好きになる。

陽介も、部活の仲間も、いい奴らだったなあ。

そして、5はモルガナ、4はクマ。

声優さんの職人芸に脱帽だ。

まさに命を吹き込む技術。お見事。

そして癒しの菜々子。

 

音楽も素晴らしい。

5の楽曲も大好きで、車の中でよく聴いているのだが、4の戦闘曲「reach out to the truth」も即ダウンロードしてしまった。

本作が描いているテーマともマッチしていて、元気が湧いてくる。

 

シナリオも秀逸。

老若男女問わず、いろいろな人がそれぞれの事情を抱え、もがき苦しんで生きている。

高校生の青年である主人公がそれを目撃し、苦悩する人間の内面や社会の有様を学びながらたくましく成長していく姿と、戦闘で用いるペルソナの強さがきれいにリンクしている、という構成はゲームでしか描けないエンタメになっており、続きを見たくてやめ時を失ってしまう。

気づけばクリアまで80時間かかっていた。

 

「ペルソナ」という心理学的コンセプトを軸に、様々なゲーム要素を掛け合わせ、破たんもなく絶妙なバランスに仕上げている。

こういうゲームが他にあるのかどうか、知らない。

FF・ドラクエ・テイルズといった他のJRPGとも違う。

昨年遊んで唸ったニーアオートマタやゴーストオブツシマとも違う。

唯一無二という点では、ペルソナというジャンルではないかと思ってしまうほどだ。

 

さらに初期のオリジナル版と比べて3学期のシナリオやマリーは「ゴールデン」エディションで追加されたものだそうで、5と5Rのときと同じ関係だが、本当にもとからこういう作品だったのだろうと思わせるほど、違和感も冗長さも感じさせない作りで、真エンドを最後まですべて見届けて、本当に満足できる内容だった。

アトラスというゲームメーカーにとって最も重要な作品なのだろうが、ここまで完璧に仕上げるのにどれぐらいの才能と時間とエネルギーが必要だったのだろう。

「6」を作るのも大変なんだろうな…

 

採点の前に、以下ほんの少しだけ減点要素を。

 

完二と直斗のセクシャリティについて

直斗はかなり人気のキャラクターらしいが、私には魅力がよく分からん。

男も女も「中性的」というのはなんとなくセクシーな魅力がある気がするが、直斗のように、内面の属性として自身の生得的な性に違和や不本意を抱えている(でも同性愛者かというとそうでもない)という人が私の身の回りにいなかったので、ちょっと理解できない。

別に嫌いではないんだけど。

 

りせがうるさい

あと、「りせちー」…

現実にいないこともなさそうだが、戦闘中あの調子でずっとしゃべっているので黙って欲しくなる。

しかし職業としてのアイドルの心の中を描く、しかもゲームで、というのは、相当チャレンジングだったと思うし、いいスパイスになっていたのかも。

 

ペルソナ/スキル/アイテムの過剰さ

これはシリーズで一貫して気になっているのだが、まず種類が多すぎる。

一度も使わなかったペルソナ、一度も使わなかったスキル(特に物理攻撃)も非常に多い。

各アルカナの最終ペルソナも、作るのが面倒すぎて結局スルーしがち。能力も重複したりするし、12体もいらんよ。

FF・ドラクエのようなシンプルさがちょっと恋しくなる。

 

アイテムも同様。

効果は同じだが名前が違うアイテムが、そんなにたくさん必要なのだろうか?

使う時に煩雑になってストレスになる。

 

ペルソナ合体の難しさ

炎や氷のような攻撃/弱点属性のほかに、「アルカナ」と「レベル」が設定されており、それらを掛け合わせて合体させると…

となると、もう攻略サイトが必須というようなノリになってくる。

マーガレットのクエストなんて、サイトなしで自力でできる人なんているのか?

ペルソナシリーズで、ここだけはいまだに楽しみ方が分からずにいる。

 

終盤、光と闇の即死攻撃を連発するのみになる

戦闘システムは面白いと思うが、ノーダメで圧勝するか消耗して苦戦するかのどちらかにしかならないのもちょっと味気ない。

 

1週目でコミュ完走は攻略情報なしには不可能 & スキップがない

菜々子のコミュがあと1回分足りんかった(涙)。

その他脇役で数名未完走のキャラアリ。

1週80時間かかったんだぞ。周回は出来んよ。

また、80時間もかかった理由の一つは、会話・イベント・ムービー・戦闘エフェクト等のスキップがなかったこと。

これをもう一周やる気はもう湧かない。

 

ダンジョン途中 or ボス戦前にメンバーチェンジできるようにして欲しかった

戦闘に参加していないメンバーにも経験値が入るようにして欲しかった

自動生成ならまだしも、同じダンジョンなら1回踏破したマップは全体が表示されるようにして欲しかった

 

 

 

とまあ、減点要素はなくはないのだが、しかし全体の完成度から見たら些細なものだ。

さて、採点。

 

ペルソナ4G、真エンドまでクリアした上での採点は…

 

94点!

90点を超えたので、堂々神ゲー認定です。

次はどうしよう。

このままペルソナ3もやろうかな…。