パズルゲームがやりたくなり、「PS4 パズル おすすめ」で検索した中から、とっつきやすそうなものを買ってみた。
まずはテトリス好きなので「テトリスエフェクト」を。
そして、ストーリーとパズル両方が楽しめるということでアトラスの「キャサリン・フルボディ」を。
テトリスの方は、まあ、その名の通り。
映像と音楽がおしゃれというか、アートそのもので、ゲームの新たな可能性を感じられた。
ただし、エフェクトが派手過ぎて目が疲れる、ブロックが見づらい、肝心のパズル画面が小さすぎる、ということで、長時間遊べる代物ではなかった。
まあ、暇つぶしにちょこちょこ触っていく。
そして、キャサリン。
恋愛がメインシナリオになっているゲームは初めてだ。
私はギャルゲーの類は一切やってこなかった。
本作は内容が「アダルト」というか「官能的」で、ストーリーとして楽しめるからジャンルは違うと思う。
ペルソナ外伝と言ってもいいくらい、UI&音楽はお洒落、キャラのヴィジュアルもハイセンス(媚びないところが◎)、声優は超豪華、全体の作風は最高レベルだった。
ストーリーも続きが気になる内容で面白かったし、パズルも独創的で良くできていた。
ゲームの設計そのものが斬新であるうえに、ここまで「浮気」や「セックス」をテーマとして下品にならない娯楽作品に仕上げたという点で、他に類を見ない怪作と言ってよいと思う。ロードが超短いのも素晴らしい。
今年最初のゲームとして、遊んでよかったと思える。
しかし、残念ながら「神ゲー」とは呼べない。
周回プレイをしたいという気にイマイチならないのだ。
以下、気になる点を箇条書きに。
【ストーリーについて】
・いろいろ選択を迫られる割に、エンディングに影響するのがほとんど最後の数問だけ。
・マルチエンディングを全て見るための条件がよく分からない/周回が面倒。
・選択肢が極端。
・どのエンドでもオチが微妙で、途中ハラハラしていた展開がアホらしくなるようなハチャメチャな内容。
・特にリンちゃんの設定…。いくらなんでもそれはない。(攻略サイトなしにリンルート開放するには何周もしなければならないと思うのだが。こういうところ、アトラスの作品はストイックすぎると思う。)
【パズルについて】
・独創的で光る要素はあるものの、難しすぎる。難易度イージーがデフォルトの理由が分かった。
・逆にイージーだと簡単すぎて…
・こういうゲームは数手先まで考えるのが面白いのだと思うが、立体で裏側が見えないとか、原理的に読み切れない偶発性の要素も加わっており(だからアンドゥが複数回使えるのだが)、これもまた爽快感に欠ける原因かと。「解いた!」という達成感がないのだ。
ひとまずこのゲームで今年は幕開け。
本命はFF16と7Rの続編だが、PS5が手に入るか分からないので、すぐには遊べないかも。