20時間以上プレイしたが、今序盤なのか、中盤なのか、知らない。

ヴェスペリアも異様に長かったし、アライズも相当なボリュームだったから、まだまだ先は長そうだと思っている。

 

最初の5時間はとっつきやすいと思ったが、次の5時間は作風になじむのに苦戦した。

 

なんだろう?悪くないのだが、良くもない、と(しばらくの間)感じていた。

 

グラフィックは奇麗にまとまっているのだが、なぜか物足りない。

ヴェスペリアのときもそうだったが、ハードの性能を考えると、もっとできたのでは?というのが正直なところだ。

この辺は、制作側の意図が分からないので評価が難しい。

アニメパートとの落差が生じないようにした結果かもしれない。

アライズのグラフィックは素晴らしかったが、スキットの画質も相当良かったし、やはり全体のバランスをとるのに苦労している作品、という気がする。

 

そして、戦闘。

直感的な操作で気持ちよくコンボが決まるのだが、情報量や仕様の説明が異様に多く、途中からどうでもよくなる。

単にストーリークリアだけでなく、やりこみや難易度変更などできるようになっているから、本当にこの仕様を最深部まで楽しもうとする「武闘派」ユーザーからは支持されているのかもしれない。

確かにすべてのキャラのコンボやモンスターの特性、そして複雑多岐にわたる戦闘上の仕様とスキルを理解して遊びつくすとなったら、数百時間かかるレベルのものだと思う。

私はRPGにそこまでのものは求めていないので、20時間遊んでもまだチュートリアルが存在する仕様にはいささかうんざりしてしまうのだが、いろんな人が遊べるようにした結果の産物ということで、まあ受け入れよう。

 

その他、ミニゲーム、アイテム&素材収集、武器の強化、スキルの習得、モンスター討伐のサブクエ…盛りだくさんのやりこみ要素がある一方、どれも面倒なだけで面白さがイマイチ分からない。

特にマリオのコインのようにどこにでも落ちている「ねこにんスピリッツ」…

手に入るのは本編に関係ないもの(キャラの衣装バリエーション)で、やらされている感が常に付きまとう。

 

あらゆるゲームには「ゲームバランス」というものが求められるが、テイルズはまさにそのバランスを生み出すことに特化した作品だと思う。

「テイルズ」というバランス。

 

FF・ドラクエ流の王道RPGとは別のバランスを提案しているわけで、ある意味ではRPGというジャンルそのものへの対抗、「テイルズ」というジャンルの提案、と言ってもいい。

 

ベルセリアの前の作品が相当評判の悪い駄作だったそうなので、シリーズの存亡をかけた渾身作だということはなんとなく伝わってくる。ボリューム感はすごい(やりすぎだ)し、アライズをプレイ後に遊んでみると、グラフィックや戦闘システムの点で、ベルセリアがあったからアライズも生み出せたのだろう、という進化史的な爪痕も見いだせる。

 

物語も複雑になってきて、キャラクターもたくさん出てきて、あまり仲の良くない珍しいRPGパーティーと、癒し系少年ラフィ君の旅がちょっとずつ「続きが気になる」段階に入ってきた。

戦闘のコツもまあまあ掴んできたし。

ここに至るまでの辛抱(20時間だからね)がつらかったが、またちょっとずつ進めていきます。