ジョブチェンジシステム、いいね。
この自由度の高さ、育ててる感覚、ゲームとしてはかなり面白い。
ストーリーも、4に続いて強引な展開は相変わらずあるものの、当時のプレイヤーはそこは「ゲームだし」と割り切っていたから、むしろマップが第一世界、第二世界、と更新され、異なる世界を旅している感覚とボリュームに満足していたのではないか。
スーファミへとハードが進化して、表現力が増した、ということを示すために、一本道のストーリーで描かれたのが4だとすれば、そこにプレイヤーの自由度を盛り込み、キャラを育てる楽しさを加味したのが5、ということになるだろう。
それが実現できたのも、3から継承したジョブチェンジシステムあればこそだ。
改めて、FFシリーズが作品ごとに新しいチャレンジを成功させ、進化し続けていたことを思い知らされる。
単純に、「ゲーム」としては、Vを「最高傑作」と推す人が(多くはないが)いるのは、理解できる。
目の付け所によっては、確かに、一番よくできているし、バランスも良い。
ちょっと初見殺しな内容や、アビリティ同士に機能が被るもの(代替できるも)があったりするが、それでも、全体としてはやはりよくできていると言ってよいだろう。
シナリオよりもゲーム性を優先した作品。
音楽も、「ビッグブリッジの死闘」を筆頭に、傑作・佳作が多い。
ファンタジー世界を演出する素晴らしい仕掛けだ。
キャラの表情まで細かく表現するようになったドット絵、3のときはジョブごとに単一のグラフィックしかなかったが、5では多様なジョブもキャラごとにグラフィックが違うから、可愛い2頭身キャラにより個性が出て、リアルな3DCGが全盛の今のゲームとは別の魅力がある。
強いて言えば、仲間が出会うとき、乗り物が手に入るとき、こういうシナリオ進行上決定的に重要な出来事がすべて「偶然」というところが、今やると厳しいと思うところか。
4ほどひどくないが、それでもストーリー単体では楽しめない。
なかなか楽しいピクセルリマスター、3・4から5に移行して、ボリューム面も満足できるものになっている。
引き続き遊んでいきます。