※ネタバレアリ

 

 

 

 

 

 

 

 

強くなり過ぎた。

難易度ノーマルでレベル85まで上げてしまった。

たぶん、普通にクリアできるだろう。

 

で、ラスボス討伐前に、サブクエと豚狩りをコンプしておこうと思い、取りこぼしがあるチャプターをやり直すことに。

 

…、面倒くさい。

超面倒くさい。

 

このゲーム、世界観や戦闘やアートワークはめちゃくちゃ作りこまれているのだが、結局のところ大いなる一本道でしかなく、戦闘以外は単に必要なところでボタンを押すだけの「作業ゲー」と化している。

これをフルボイスにしちゃうと、もはや(ゲームではなく)アニメそのものになっちゃうんだろうな。

 

FFでも、スクエニは「ゲーム」と「映画」を融合させる、という試みに挑み続けてきたと言ってよい。

今作にも、その遺伝子は受け継がれていると思う。

ただ、これが純粋にアニメ作品だったら、面白いのだろうか?

 

…それは微妙じゃないかと思う。

なんというか、絵の迫力にごまかされて、肝心の中身が…

 

まず、前作のストーリーが分からないと、一番肝心なことが分からない。

ストーリーの核となる肝心なこと…

●「死神」とは何者なのか

●死神ゲームの目的は何か

●死神・ミナミモトの目的は?

●なぜリンドウたち(だけ)がサイキッカーとしてゲームに召集されたのか

●ネクやビイトなど、前作の「新宿編」から引き続きゲームに巻き込まれている仲間は、RGに戻れていないのか

●スワロウさんやファッションブランド・ガトネの創業者と言われる前作の仲間キャラは何者なのか

●「消滅」とは「死」なのか

●「崩壊」とは?

 

ある程度は最終章で伏線回収されるのだろうが、それでも、前作からのお約束のようになっていることが多すぎる。

しかし、10年以上前にDSで出されたゲームの続編、となったら、前作未プレイの人の方が多いと思うが。

 

スマホがコミュニケーションツールとして欠かせない(40代の私は全くそんなことはなく、むしろこれがあるために失われたコミュニケーションの方が多いと思っているが)世代の人だけでパーティーが構成されたとき、そこでできた「仲間」は、せいぜい「言葉が通じるようになった」程度のもので、弱っている仲間を気遣ったり助けたりすることはあるのだが、それでもみんな一線引いてバラバラに生きている感じがする。

 

ナギちゃんのオタク用語といい、軽佻浮薄なフレットの言語スタイルと言い、時々自閉的になるリンドウ君と言い…

先輩面することなく年下の面倒を見るビイトも兄貴であって大人ではない。

あと、ネク。

前作の主人公らしいが、最後の最後で出てこられても、他の連中がHPカンストしとるのに、その半分ぐらいの力で「伝説のヒーロー」として登場されても、いや、知らんがな、という感じだった。

 

登場人物の名前がことごとくジョジョっぽい。

しかし、現代の日本ではあながちありえないとも言い切れない、絶妙なキラキラネームっぷり。

そのあたりのバランスは、実に令和っぽい。

 

全員同時操作のサイキックバトル。

回復不要、連戦可能、テンポのいい派手な内容は、新しいアクションRPGの可能性を示したと言っていいと思う。

ただ、飽きるのと、技やステータスやアイテム(装備)の効果が分かりづらい。というか、ほとんど分からない。

これはペルソナのときにも感じたが、装備品がやたら高額なくせに効果が実感できないのだ。

一方でコレクション要素だけがあるから、とりあえず新商品は全部買わされる。

この辺も、「作業感」だけが募るなあ。

 

そして、最大の問題がロード時間。

マップ切り替えや戦闘のつなぎ目、イベントシーンで頻繁に挟まる5秒程度のロード。

これがせっかくのテンポを台無しにしている。

PS5だと違うのかな?

ハードの限界か。

同様に、5人全員が神バッジ装備で突撃すると、最終盤では、さすがに処理落ちした。

 

おそらく今日の夜、クソ仕事を終えて帰ってきたら、2時間もあればクリアできると思う。

そしたら、総合評価と採点いきます。