FFで育った私のゲーム史。
スクエニが今年発売した「新すばらしきこのせかい」を小一時間ほどプレイしてみたが、いろいろ「今どき」な感じがする。
通信手段は携帯アプリやSNS。
剣でも魔法でもなくバッジに宿る能力で戦う。
メインキャラには腐女子やオタクも。
いちいち立ち止まってmobキャラに話しかける必要はない。
すれ違いざまに漫画風のコマ割りとセリフが流れる。
序盤だけで、ちょとこの漫画風演出がクドい気がしてしまったのだが、今後印象が変わるだろうか?
前作は未プレイ。
ほんの少し始めただけだからまだ何とも言えないが、洋ゲーのぶっきらぼうさに戸惑って同時並行でスタートしたこのゲーム、こっちはこっちで、令和のノリに昭和生まれの四十路オジサンが置いてけぼりを食っているのではなかという不安がある。
荒唐無稽なのはゲームだから構わないのだが、たとえばペルソナにはそれを共感しやすい現実の理不尽と共存させてうまく没入感を引き出す工夫があった。
一方のすばせか。
何やら不思議な「ゲーム」に巻き込まれたところに、その事情を知っていると思しきよくわからない連中が立て続けに5人出てきて、ジャンプやマガジンに連載されているマンガのような粋がった(寒い)セリフを並べてきたので、「おっと、これは…」と嫌な予感が。
まあ、しばらくこのノリに付き合ってみようと思う。
前回「遊びのコスト」という記事を書いた。
そのコストを通じてテイルズやペルソナからJRPGの新しい世界が体験できたように、スクエニ製の令和のRPGをFF世代のおっさんがプレイすることで何か感じるものや得られることがあるだろうと期待して、しばらく「コスト」を負担。
「すばらしきこのせかい」というタイトルの意味とは?