※ネタバレ多少

 

 

無印の方のEDを動画でちょっとだけ覗いたのだが、正直、話のまとまりとしてはこっちの方がいい。

 

芳澤(かすみ=すみれ)と丸喜のエピソードは、随所に無理があって納得しにくい。

ロイヤルの方がだいぶ快適に遊べる調整が入っているらしく、その意味でもロイヤルを選ぶ人の方が多い一方、ストーリーとしては無印を支持する、という人もいるらしい。

そういう人に言わせれば、ロイヤルは「完全版」ではなく、「別の世界線」という感じなんだそうな。

それは、理解できる指摘だ。

 

丸喜先生、矛盾点が多すぎる。

自分の世界を認めない人間は、殺してもいいのか。

丸喜氏の人柄と相容れない思想だ。

 

尋問室(現在)とそれまでの怪盗行為(過去)を往復しながら進む緊張感のあるストーリー展開、明智の裏をかいた痛快な逆転トリック、そして因縁の相手との決着、この流れの緻密さから見ると、ちょっと雑過ぎる。

一度ここでオリジナル版のエンディングを挟んで、おまけ要素としての立ち位置を明らかにしてからこの展開に持ち込んだ方が良かったのではないか。

 

コープも、初見では完走できないキャラが出てしまう。

少なくともパーティーメンバーは、全員解放されてほしかった(春ちゃんに至ってはこのままでは政略結婚させられてしまうから、バッドエンドだ)。

解禁が遅かった春ちゃんと芳澤、エピソードがあまり面白くなかった祐介は、最後までたどり着けず。

パワプロのサクセスなら、数時間でリトライできるが、100時間以上の旅をもう一度一からやる気にはならない。

このあたりも、最後の最後で、ゲームバランスに負の影響が出ていると思う。

 

武器商人、将棋女、ガキ、未達。

選挙の人は協力者にすらなっていない。

知識なしで1週目にどうにかするのは、無理だったな。

 

サブクエもどうにかしたかったなあ。

FF7Rのように章立てにするとか、クリア後でもチャレンジ可能にするとか、やりこみへの配慮には欠ける。

まあ、題材が「怪盗」だから、一度クリアしてしまうと、タネが分かっているマジックを見るようなもので、魅力はほとんどなくなるし、周回プレイもそれほど想定されていないのかも。

難しいね。

 

2学期の終わり(無印のエンディング)までなら、95点をつけたいところだが、ロイヤルの追加要素(調整部分はプラスとして)は、あまり評価したい内容ではない。欲張りすぎですよ。

やっぱり、ゲームで一番大切なのは、「バランス」なんだなあ。