いちいち比べるのは野暮だと自分で書いたが、比べることで分かる良さもある。
もちろん、FF・ドラクエとの違いについてだ。
RPGの歴史そのものと言っていい、ファミコン時代、性能面で言えば現代のハードの「数百?数千?もっと?分の1レベル」だった時代にその基礎を築いた偉大なるパイオニア、それ以降今日まで生み出されたRPGでこの2タイトルの影響を受けていない作品などあるまい。
当然、テイルズもその影響は受けている。
影響を受けるどころか、パクリと言われても仕方ないぐらい、酷似している。
素材集めと武器の作成/強化はドラクエ11そのものだ。
鉱物のグラフィックなど、そこまで似せなくても、という感じ。
まあ、ここまで似ていると逆に清々しい。
オマージュ、と受け取っておこう。
似ているからこそ、違いも際立つ。
やはり戦闘はこの作品のアイデンティティだ。
また、一部のイベントで表現方法がアニメや漫画風に切り替わるのも面白い。
キャラ同士の関係性や気持ちの変化が描かれている場面ですよ、という分かりやすさもあり、ドラクエやFFのような「古参ファンを満足させる」というミッションが不可避の作品とは違う、むしろそれらの作品の歴史を知らない若い層も取り込もうとしている点に、立ち位置というか、マーケティングというか、狙いの違いが見られる。
ストーリー的にはリンウェルを仲間にしたところ。
シオンが若干イタい奴になりつつあるのが残念だが、だからこそ先が見たくなるように誘導されている、という気もする。
前回も書いたが、どうもこの辺りも対象年齢が低めな印象。
ジルファのようなカリスマ的リーダー、年齢も他のメンバーよりだいぶ上、というキャラが抜けた途端に、女子二人が喧嘩し始める、というのはちょっとリアリティがあったし、味方同士のこういう描かれ方は面白かったが、そこでもすぐに「ジルファが抜けた途端に…」と、このシーンの見方をチュートリアル的に解説するアルフェンのセリフが入る。
手取り足取り教えてあげちゃう「消化の良さ」が、親切でもあり、物足りなくもあり。
これもまた、「立ち位置」なのだろう。
これがアクションRPGでなかったら、ちょっとおじさんはついてこないかも。
「ゲーム」として楽しめているから納得できる部分でもある。
そこも含めて、「バランス」は成功している。
やっぱり、ゲームで最も重要なのは、「バランス」だよね。
あとは、ボリューム面で比較されると若干つらいかな。
mobキャラにセリフがあるものとないものがいるが、ほとんど確認する意味のないどうでもいいことしか言わなかったりする。
FF7Rは全員何か喋ったし、声もあったし、基本mobに用はなかった。
ドラクエは、ご存知の通り、すべてのmobに毎回話しかけるゲームだ。
この作りこみ、ボリュームの差は、開発規模の違いでもあるのだろう。
マップもそこまで広くない。
また、重要イベントが待ちきれずに連続して来てしまうので、ストーリーの展開に「遊び」がない。
40時間ほどでクリアできるらしいから、やはり「大作」という規模にはなっていない。
と、多少物足りない部分についても書いてしまったが、ドラクエともFFとも違うRPGとして、楽しめている。
今日も休みだし、たっぷり遊びま~す。