子供のころから、曇りや雨の日が、嫌いじゃない。

嫌いじゃないというより、結構好き。

晴れの日より好きか、ということになると、よくわからない。

晴れたら晴れたで、気分がいいことが多い。

 

しかし、今日みたいに空一面に薄く雲がかかっていて、弱い雨がしとしと降っている、どんよりした日。

うん、嫌いじゃない。

 

なぜだろう?

もともと家の中に引きこもっていることが好きなので、「今日は家の中にいていいよ」と、空からお墨付きをもらっているような感覚になるのかな?

 

これまたなぜか分からないが、こんな空を眺めていると、小学生のときの、雨の日の教室の掃除を思い出す。

空はどんより曇っていて、世界全体が暗く静かで、教室には明るい蛍光灯が灯っていて、机といすを一か所に寄せて、放課後に思いをはせながら、クラスメイトとほうきやぞうきんをかけていた、あの光景がよみがえる。

 

家と学校が全世界だった頃。

すべてが誰かに守られていた、何のストレスもない日々だった。

外が雨でも、屋根が守ってくれる。

外が暗くても、部屋は蛍光灯で明るい。

そういう、守られている感覚や安心・安全が確保されていることを改めて認識する機会になるのかもしれない。

 

靴が濡れるので仕事の日に雨が降るのは嫌なんだけど、今日みたいなどこにも行けない休みの日には、悪くないですよ。