最近ではRPGの主人公が女性である、ということも無くはないようだ。
しかしたいてい、露出度の高いスケベな見た目をしている。
以前も書いたが、私はそういうゲームやアニメは嫌いである。
ただ、主役はどうしても目立たなければならないので、そして「セクシーな見た目」というのはそれだけで目立つので、その意味では仕方ない気もするのだが。
それはいいとして、今度は女性キャラについての考察。
<FF7(R)>
①エアリス
②ティファ
③ユフィ
エアリスはストーリー上なくてはならない存在。
特別な使命(古代種の末裔)を持っている。
そういう女性キャラは、今回取り上げた4作品すべてに共通して出てくる。
中盤でエアリスは死んでしまうので、それ以降はティファが全面的に女性の役割を担う。
まずは、クラウドの介護など、仲間をケアする役割。
これもRPGでは、回復魔法専門の女性キャラがよく出てくるが、「ケアする」「癒す」能力は断然女性の方が高い。
別に性別役割論を持ち出したいわけではなく、自分の父親と母親のことを思い出せば納得できることではないだろうか。
ただし、ティファは格闘家なので、回復魔法の専門家ではない。
そのため、途中で女性の魔法使いを失うというストーリーでは、全員が回復魔法を装備できるようにしておくしかない。
マテリアシステムはこの意味でも、必要な仕組みだったと言える。
また、当然ながらティファはあの出で立ちだから、白いタンクトップで胸に視線を集めるセクシー担当だ。
これはRPGに必須、かどうか分からないが、剣と魔法で戦って、守りたいものは何だろう?
やっぱりその動機付けにリビドーは無関係ではありえない。
セクシーな美女がいるから英雄も勇者も生み出されるのである。
一方、ユフィー。
これは、パーティーに多様性(アジア/日本風)を持たせることと、「笑い」の要素をもたらすのが役目だろう。
一応好感度によってデートイベントが発生する、ということになっているが。
※パーティーにはならないが、セリフのあるリメイク版キャラとして
④ジェシー
⑤ナヨ
単なる脇役とは言えない、重要な登場人物。
ビジュアルも、理想的美女。
ユフィ編において、どうしてもユフィは子供(とはいえJKの年齢だが)で、露出度も細いお腹と脚を出すまでが限界(ここまでにしている方がよい)だから、ユフィより年上、ジェシーより年下という「学年別」な立ち位置で、知的なメガネっ子のナヨがかなりナイスバディなのもバランスなのかも。
<FF9>
①ガーネット
②エーコ
※
③ベアトリクス
ヒロインは、ガーネット一人。
これも、ファンタジーRPGではお決まりのお姫様。
王家で教育された人の言葉遣いしかしない(できない)。
生真面目で責任感が強い分、意外な茶目っ気を演出するのにも向いている。
見た目、オレンジのピチピチ衣装というのは斬新だが、トランスしたときに急にレオタードみたいな格好になるのはよくわからない。
それはシヴァに任せておけばいい。
エーコは女性というより子供というキャラ。
RPGに必須、とは言えないものの、しばしば「他のメンバーとサイズの違う子供キャラ」が「小さな体に大きなパワーを秘めている」的なポジショニングで仲間になっていることがある。
幼いメンバーがいることによって、泣かせどころを生み出しやすかったり、本音を言わせやすかったりと、脚本上の都合もあるかもしれない。
ベアトリクスは最後にスタイナーと結婚する。
露出度高めなので一応セクシー担当ということになるだろう。
ただ、FF9は全体的に性の表現を意識して抑えた印象がある。
女性キャラが出るたびに「セクシー担当」などとラベリングするのも、貧しい発想か。
隻眼の女戦士とはかっこいい。
剣で戦う女性は、今回取り上げた作品の中では唯一の存在だ。
<FF10>
ユウナ
ルールー
リュック
パーティーメンバー以外に余計な女性が出てこない。
ユウナは当然ヒロインだが、召喚獣が呼べる以外、HPも防御力も低いから、誰かが守ってくれないとすぐ死ぬ。
FF10は極めてアクの強い作品なので、衣装はた作品で同じようなものがない。
ユウナは振袖のついた着物のような服を着ている。
たぶん日本人ベースなのだろうが、左右で瞳の色が違う「オッドアイ」だ。
これも珍しい。
ルールーは露出度が高いのだが、雰囲気も肌の色もエキゾチックで、𠮟り役の姉御肌。
回復魔法はユウナ、攻撃魔法はルールーという分かりやすい役割分担。
一方曲者のリュック。
私はこのキャラ、好きだ。
馬鹿でブス、でも、憎めない、いい奴。
ムービーシーンになると、ちょっと悪意あるんじゃないかと思うほど、リュックだけブスなんだ。
そして、無名時代の松本まりかの声で、非常に幼稚で馬鹿っぽいしゃべり方をするんだ。
戦闘でも、魔法は使えないし物理攻撃も弱い、「盗む」ができるだけ。
ユウナが生真面目な内向的性格な分、奔放で思ったことをそのまま口にするリュックがバランスなのだろう。
FF10はティーダとユウナの恋も一つの見どころだから、そこにスポットが当たっている以上、それ以外に余計なことはしない。
ストーリーが重厚で難解な分、余計な寄り道を排してただ前に進むだけ。
こういう潔さは、やはり後から振り返っても心に残る作品とキャラクターを生み出していると思う。
ね。だから過剰な露出はやめよう。
<DQ11>
ベロニカ
セーニャ
マルティナ
3人とも、由緒正しい生まれだから、言葉遣いは貴族。
ベロニカの話ことばだけ、歯に衣着せぬ勢いを持っている。
マルティナのバニーガールはいかがなものかと思ったが、こうして並べるとやっぱりセクシー担当は1人しかいないのか。
こうしてみると、多かれ少なかれ、女性キャラの中には外向型と内向型がセットでパーティーに在籍している。
FF7のティファも、スポーティーなイメージがある一方、本質的には内向型だから、エアリス/ジェシー/ユフィとの対比も方程式なのかもしれない。
ガーネットとエーコ、
ユウナとリュック、
セーニャとベロニカ。
うん。これはそういう意図があるに違いない。
他には、
エマ(勇者の幼馴染)
マヤ(カミュの妹)
その他が多すぎる。
ドラクエの特徴の一つは、「女王様・および女王様的ポジションの女性キャラ」がたくさんいること。
シャール女王/リーズレット(魔女)/セレン(海底王国の女王)/セニカ(伝説の勇者の仲間)/預言者/ニマ大師
これ以外にもまだまだいる。ネットでは「mobキャラが一番かわいい」と言っている奴までいる。
こういうところ一つとっても、鳥山明はやっぱりすごい。
シンプルな線で、ちゃんとキャラクターを描き分けている。
しかもそれぞれの内面や魅力を表現しながら。
やっぱり鳥山明なくしてドラクエの成功はありえなかったんだろうなあ。
RPGにおける女性キャラは、魔法使いか、セクシーな格闘家、時々槍を持っている、という相場感だ。
10-2では、ユウナが銃を持っていたが、あれはクソゲーなので数に入れない。