part1は前回の記事をどうぞ。

 

さて、続いてB'z。

最初に言っておくと、メロディアスなハードロックと手数の多いギター、そしてフックのきいたリフ、こういうものが好物の私は、当然B'zの楽曲には好きなものがたくさんある。

松本孝弘は本当にすごいミュージシャンだ。

ギターの腕はさることながら、作曲・編曲のセンス、ヴォーカリストが誰であっても相手の個性を引き出せるプロデュース力、日本人ハードロッカーとしては、間違いなく殿堂入り級の天才だと思う。

今後、日本人のロックギタリストとして、彼と同じぐらい成功する人は二度といないんじゃないかなあ。

 

稲葉浩志というのも、なんと評していいか分からない、特別な人間だ。

誤解を恐れずに言えば、私は正直、稲葉浩志をミュージシャンだとは思っていない。

「歌手」と呼べるかどうかも分からない。

それは、本人も言っていた。

「僕はミュージシャンでもシンガーでもなく、B'zのヴォーカリストです」と。

自分をよく理解していると思う。

 

独特の歌声やパフォーマンスは唯一無二だし、CD音源をライブで再現できる力も桁外れ。

作詞においても、やっぱり世界観が独特。

同じような歌詞を書く人が他にいない。

声に出して朗読すると、結構恥ずかしい。

時に、恐ろしくダサイ。

でも、時々聴くと、そんなつもりなかったのに、妙に元気づけられてしまう。

 

昨日私のカーステレオから偶然流れてきたのはこんなフレーズ。

 

人の心はどうしても 何か足りないけれど

そこんとこ埋めるべきなのは 

恋人じゃない 親でもない ねえ、そうでしょう?

『Love me, I love you』

 

…、まず、曲のタイトルよ。

ありえる?

気恥ずかしくて声に出せない。

これを真顔で堂々と言えてしまうのが稲葉浩志の歌詞世界だ。

 

足りない自分の心を埋めるべき人、

それは最愛の恋人でも、自分を生み育ててくれた親でもない、

つまり、自分自身をおいて他にいないだろう?

なあ、ブラザー(そこまで言ってないけど)。

そこまで言ってないけど、言われてるのよ。

 

で、心の中で、

うん、そうだぜ、ブラザー。

って、応えちゃうのよ。

これが稲葉浩志の歌詞世界だ。(2回目。)

 

…、さて、ここまで十分B'zを褒めたのだから許してほしい。

これだけは、声を大にして、はっきり言いたいのだ。

誰が何と言おうと。

そんなことない、と反論する人がいようと。

少なくとも私にとっては絶対にこういわざるを得ない問題なのだ。

 

ウルトラソウル、いくら何でもそれはない。

 

…………、以上。

この曲について、記事のタイトル通りの感想を持っている理由はそれがすべてだ。

あまりのダサさに悶絶するという経験はそうあるものではない。

アイアンメイデンの「メンバー全員のTシャツの裾がもれなくズボンにタックインされている」というダサさですら、クサいリフとともに「ダサかっこいい」というカマンベールチーズ的仕上がりを見せるというのに、もう、この曲の歌詞に至っては、ただただダサい。とにかくダサい。殿堂入り級にダサい。

だって、「ウルトラソウル」だよ?

「ウルトラ+名詞」というだけで、ちょっと焦げ臭くなるのに、あろうことか「ソウル」で受けてしまうとは。

悲劇としか言いようがない。

 

ところが、人気投票をやるとこの曲がたいてい3位以内に入っているんだ!!!

おーーーーーー!!!!!!!!(発狂。)

 

マイノリティでも構わない。

俺は、誰が何と言おうと、「ウルトラソウル」というフレーズで、ダサさに悶絶する。

お疲れさまでした。