お疲れ様です。
私は一応サービス業に従事している会社員なのですが、それは無理矢理既存の区分に当てはめるならそうなる、というだけで、要するに零細ブラック企業の社畜です。
ただ、私の所属している会社は「天然系ブラック」、誰かすごい悪い奴がいるからそうなっている、というのではなく、基本的に経営者や従業員があまり頭のいい連中ではなく(その中には私自身も含まれているのですが)、労働生産性が低いメンバーシップ型の雇用だから、悪い奴がいなくても必然的にブラックになってしまう、という「構造的ブラック」なのです。
さて、サービス業はいわば客商売なので、時々、お客さんがクレームを言ってくることがあります。
最近「カスハラ」なる言葉が世間をにぎわせましたが、「カステラ」みたいでフワフワした迫力のない語感ですし、また、「カス」というフレーズもなんだか相手を罵倒する言葉のようにも聞こえますし、まあ、カスタマーだからって権力を持っていると勘違いするような育ちの悪い奴は「カス」タマーに違いないのですが、とにかく、センスのない言葉遣いだと思います。もっとストレートに「迷惑客被害」とでも呼べばいいのに。
幸い、私の仕事はある程度客層がまともで、なおかつ相手の個人情報をこちらが持っているので、酔っ払いとか、ヤの付く商売の人とか、モンスターとかテロリストとか、そういう酷さのある人からのクレーム、というのはありません。
しかし一方で、(具体的に何屋なのかは控えさせてもらいますが)それなりにデリケートなことを扱いますので、時々お客さんから文句を言われる、ということはどうしても起こってしまいます。
クレームが一切来ない仕事、というのは存在しません。お客さんは何かを期待してお金を払う、その時点で、法的にも倫理的にも、権利と義務の関係・要求する人とされる人という意味での権力関係が生まれます。それは必ずしも悪いことではなく、そこから信頼関係や承認関係、いい意味での相互依存関係(おかげ様・お世話様)が生まれることもあります。
だから、悪いことばかりじゃないんですが、それでも、クレーム対応って嫌ですよねえ。
昨日久々にクレーム対応したんですが、どう考えても「俺は悪くないのに…」と思うことでずっとお客さんからなじられて、相手の論理に破綻を見つけてもそこはぐっとこらえて、ひたすら謝って、最後には「貴重なご指摘をいただきありがとうございました」的なロボットフレーズを口にして、まあ、教科書通りにこなしました。
私、仕事が好きじゃないんです。
会社も好きじゃないんです。
自分の仕事が誰かの役に立っているとも思いませんし、時には有害ですらあると思う、まさに「ブルシットジョブ」です。
しかし会社組織に勤めている以上、会社の言う通りに動かなければいけない面もあり、クレームが来たら真っ先に矢面に立たなければならないという仕事上の立場もあり、言われたとおりにやったらクレームが来た、というのは結局自分には責任がないはず(アイヒマンもこういう男だったのでしょうか。でも、あなたが同じ立場だったら?)なのですが、そういう日もあるよね、ということでほとぼりが冷めるのを待ちます。
一晩寝ればほとんどのことはどうでもよくなるのですが、今回はそうはいかず、あともう一晩寝る必要がありそうです。
コーピングはこういう時に役立つ気がします。