難易度Easyでも、何度も自滅&撃墜されたわ。

で、やっとクリアした。

単純に、面白かった。

 

機体が旋回すると、首が傾いて、体が左右に勝手に動いちゃう、そんな自分に気づいて、「へへ、へ。」と笑えちゃう、そんな面白楽しい体験ができるいいゲームだった。

言うまでもないことだが、このゲームの最大の魅力は、超美麗なグラフィックで描かれるリアルなドッグファイト。

これは、本当に見事というほかない。

GTA5のときにも書いたが、このリアリティの追及こそ、普通の人がおよそ体験しえない「戦闘機のパイロット」を疑似体験するという、「もう一つのファンタジー」なのだ。

ゲーム以外のどの表現方法(映画・漫画・小説etc…)でも、こういうエンターテインメントは再現できない。

ゲームでしかできないこと、それが最高に面白いんだから、もはやオッサンになってしまった今でも、そしてこれからも、俺は死ぬまでゲームし続けるんだろうな。

 

不満、というものは特にない。

しかし、シリーズのファンで、期待が大きかったの中には辛口に評価する人もいる。(どんな作品でもそうだが。)

そういう人たちによる低評価のレビューを某サイトで見たが、それぞれ指摘されている内容には、同意できるものが多かった。

ゲームとしての根本部分は最高レベルなので、余計に一言いいたくなるのだろう。

 

あえて気にするとしたら以下4点。

①ストーリーを追いかけるのが大変。

戦争がらみの結構複雑な話。

次の3種類の展開のさせ方を組み合わせながら進んでいく。

 

イ)ムービーシーンでの、エイブリルorシュローデル視点での展開解説

ロ)作戦会議での説明

ハ)戦闘中の無線での会話

 

とにかく1行に情報量が多すぎるのと、戦闘中なんてゆっくり考えながら説明聞く余裕ないっつーの。

過去作遊んでないとつながりがよくわからない部分もあるようだ。

 

②魅力的なキャラクター、でも、印象が薄いのはなぜ?

声優さんって本当にすごいよね。

カウントの声、イケボってこういうことだね。

エイブリルも、頭のいい強い女、って感じで最高。

その他いい奴も悪い奴も、みんな魅力的だった。

 

なのに、「あれ?こいつ名前何だっけ?」となる。

登場人物も結構大勢いるのに、一瞬無線でごにょごにょしゃべって、それっきり。

機会が少なすぎる。

前述の通り、「1行に情報量が多すぎる」のと同様、駆け足で詰め込みすぎ。

もう少し、キャラの描写や関係性の掘り下げ場面が欲しかった。

 

宿敵であるはずのミハイも、ミサイルがなかなか命中しないという以外に特別な要素はなく、一人で突然現れて、勝手にトリガーに思いを託して去っていく、という、よくわからない存在感だった。

 

③対地兵器ミッションの多さ 

④地形 &天候 &敵味方区別不能 &大量無人機 等、理不尽要素の多さ

もう少し楽に片っ端から敵を倒せるボーナスミッションがあっても良かった。

序盤で「ひよっこ」と呼ばれていながら、数ミッション後には「途轍もないエースパイロット」って…。

もう少しトリガー自身の成長も追いかけてほしかった。

 

というわけで、あくまでも個人的感想だが、90点越えのS級作品(「神ゲー」)とは言えない。

しかし間違いなくやって楽しいゲームだし、機体集めなどのやりこみもそこそこ楽しいので、今度はNomalでチャレンジしてみます。