私には、友人も恋人もおりません。

 

友人に関しては中学まで、恋人は、40年弱、一度も。

 

虚しいですが、なんとか生きてきました。

 

なぜそうなってしまったかは、分かりません。

まじめで、正直で、誠実な人間です。

嘘をついたり、人をだましたりすることが、生得的にできない性分です。

そこそこ学力はあります。一応難関と言われている学校を卒業しています。

容姿は…、まあ、普通+αです。それほど不細工でもないと思います。

ただ、根暗で、内気で、プライドが高いという欠点があります。

コミュニケーション能力…、どうですかね。まあ、あまり面白い話はできないです。

 

私は多分今風に言うとHSPに分類されると思います。

 

私の記憶が始まるのが幼稚園に入園する直前ぐらいからなのですが、幼稚園時代から、いろいろと「適応できない」子供でした。

本当に言葉を発しない子で、ずっと黙っており、医者からは「知性の発達が遅れた子」と思われていたそうです。

自動車のことを「ブーブー」と呼ぶようなことすらなかったようなのですが、ある日バス停で幼稚園行きのバスを待っていた時に、道路の向こうからバスがやってきたのを見つけて、「くるま、きた。」と言ったそうです。(大人になった今、私は「優柔不断」の極みのような人間性になっているのですが、もしかしたらすべてのボキャブラリーと文法が頭の中で出来上がるまで、自分の考えや思いをアウトプットできない、という性質なのかもしれません。)

 

お絵かきとか、シール貼りとか、粘土遊びは大好きなのですが、お遊戯、歌、楽器の演奏、英会話のレッスン等は大嫌いというか、体が受け付けないという感じで、幼稚園時代から、お遊戯のお稽古をボイコットして、たった一人で誰もいない教室の片隅で粘土をこねていた、ということもありました。先生か、用務員さんか、誰だか覚えていませんが、教室に一人いる私を発見して、「ああ、びっくりした。みんなと一緒にいなきゃダメじゃないの!」とかなんとか言われた記憶があります。ところが私ときたら、「僕はお遊戯とか興味ないのに無理やりやらせる方が悪い」と、自分の正当性を微塵も疑わず、歌とか踊りとかピアニカとかの練習もデタラメで、肝心の発表会ではみんなの演奏を台無しにするぐらいデタラメなことをやってしまう、今考えるととても「イタイ」子供でした。

 

その「イタさ」は他の場面でも発揮されており、「積み木で遊びましょう!」というお題に対して、私は積み木が入った箱をひっくり返して中身を全部ぶちまけ、散乱した積み木の山におのれの手を突っ込んで、積み木の中から飛び出た自分の親指をいじって遊んでいたそうです(これも「積み木で遊ぶ」ということに含まれているのでしょうか)。

運動会でも、「よーい、ドン!」と言われた途端にゴールと全く違う方角に向かって走り出したり、とにかく「ゲームのルール」が全く理解できない子供だったのです。

 

小学校に上がるとき、両親は私を「特別学級」に入れるべきか、本気で悩んだそうです。

ところが小学校入学直前に知能検査をしたら結構出来が良かったので、とりあえず普通に小学校に通うことになりました。

小中学校ではクソガキぶりを発揮しておりましたが、幸い周りの子が優しくて自然に仲間に入れてくれたのと、学校の先生が誠実に目をかけてくれたので(今となっては小学校の先生には感謝しています)、とても幸福な「子ども時代」を過ごすことができました。

 

あ、書き忘れましたが、家はそこそこ裕福でした。父はサラリーマン、母は専業主婦、という典型的な核家族でしたが、父の稼ぎが良かった(高卒で電力会社に就職した人ですが、年収は難関私大卒の現在の私の3倍ぐらいあったと思います)ので、物質的には何不自由なく育った「坊っちゃん」です。

 

…、思いがけず長くなってきました。一回区切りましょう。

 

つづく。