札幌の街は、いつのまにか初夏の彩に満ちて、とても過ごしやすい季節になりました。札幌では大通公園でライラック祭りが5月17日~5月28日まで、今年も開催されています。
ライラックはフランス語由来でリラ(lilas)とも呼ばれ、札幌の木にも選ばれ、市民に親しまれています。通常は4枚の花弁ですが、5枚の花弁を見つけ黙って飲み込むと愛する人と永遠に過ごせる、という言い伝えがあるそうです。なんともロマンチックな話ですね。
6月はジューンブライドに憧れを持つ方が多いせいか、結婚シーズンといわれています。愛する人と過ごす新居を探すにも、気候の良い今は、絶好の季節といえるでしょう。そこで今回は、新婚カップルが知っておきたい新居選びのコツをお知らせします。
<賃貸?購入?どちらが多い?>
ある結婚情報サイトの調べでは、アパート・マンションの賃貸住宅を新居として選択する新婚さんは8割という結果が出ています。現在は低金利のため長期ローンを組むことができれば、一概に購入は賃貸よりも費用がかかる、とはいえません。賃貸のメリット・デメリットを考えてみましょう。
◆賃貸のメリット・デメリット
賃貸のメリットは以下の通りです。
・ライフスタイルの変化に応じて引っ越しが容易
・近隣に対しての配慮が少なくて済む
一番のメリットは、夫婦双方の勤務状況や、出産、子育てなどのライフスタイルの変化に応じて、一番良い環境の住居を選択して変更することが、購入する場合よりも気軽に行える、ということです。
また、賃貸の場合、近隣とのお付き合いは希薄なものとなる傾向があるため、あまり気兼ねなく生活できるということもいえます。
デメリットは、以下の事が考えられます。
・住居費が資産形成にはつながらない
・自分たちの趣味に応じた改装などに制約がある
・子供の入居は制限されている物件がある
賃貸である以上、大家さんの意向にどうしても左右される、「終の棲家」ではありえない、ということが不満につながることもある、ということがデメリットといえるでしょう。
まだまだお互いの住まいに関する思いを二人で共有し始めている段階、ライフスタイルが変化する可能性が大きい、新婚という時期では、賃貸を選択するカップルが多いことは、うなずける気がします。
<家賃の目安はどのくらい?>
家賃は、一般的に、手取り収入の3割以下が適正といわれています。但し、夫婦がどういったライフスタイルを志向するかによって家賃の割合については変動があっても良いでしょう。
共働き、子供を作る予定がない、自宅で過ごす時間を重視したい、といった志向のカップルは、住居費にかける比率を高めてもよいかもしれません。職住近接の立地条件の良いところに部屋を借りればそれだけ住居費はかさみますが、二人で家でくつろげる時間は長くなります。
逆に、すぐにでも子供が欲しい、収入源がどちらか一方だけ、あるいは趣味や交際費などの支出が多い、というカップルは、新婚の内は家賃の支出は押さえておいた方が無難です。子供が増えると教育費などの積み立ても必要となるでしょう。どうしても大事にしたいという趣味や交際を大事にしたいという夫婦もいらっしゃるでしょう。
家賃は、急な出費があってもその月だけ金額を減らす、というやりくりはできません。定期的な支出となりますから、優先順位を考えて抑えめにしておきましょう。
<部屋選びのポイントは?>
どういった部屋を選ぶのか、というのもカップルによって千差万別です。具体的には以下の点に留意するのがポイントです。
(1) お互いの生活時間にズレがある
どちらかの職場がシフト制や夜勤などがある場合、睡眠時間の確保がポイントになります。睡眠不足はイライラの元。二間以上ある間取りであれば、いざという時の睡眠スペースを確保できます。
また、一緒にいる時間の確保のためには、できるだけ職住近接の立地の方がよいでしょう。生活時間が違う上に、通勤時間が片道一時間以上もかかれば、お互いに会っている時間はますます少なくなってしまいます。
(2) 荷物が多い
持ち物が多い場合、どうしても部屋が乱雑になります。乱雑な部屋は落ち着かないものです。北海道弁では「あずましくない」ですよね。同居を機会に断捨離をお勧めします。
趣味やオシャレのためにどうしても荷物が多い場合は、収納が豊富な物件や、物置がある物件、「趣味部屋」を確保できる物件をお勧めします。
(3) 転勤・転居の可能性が高い場合
勤務先によっては、期間限定や周期的な転勤が必須な場合もあります。その場合は礼金や敷金など初期費用を抑える物件の選定を心がけましょう。当初の家賃を無料にするフリーレントの仕組みを導入している物件もあります。
(4) 出産を予定している
物件によっては「子供は不可」という制限のある物件もあります。確認が必要です。子供の生活スペースを考慮した間取りの検討も重要です。成長に伴って、近隣の環境や騒音・防音も重要になります。
<新居選びも二人の共同作業>
新居選びは、どちらかが多忙であったり遠方であったりする場合は、一方に任せきりになる場合もあるでしょう。しかし、住居は一日の内で最も長くいる場所で、二人の生活の基盤となる場所です。そうした場所なのに、納得感がなければ、住居自体が、二人の不満の元となってしまいます。
お互いが新居選びに足を運び、優先順位を検討して、意見交換をしましょう。
「二人で選んだ」という事実が、一番重要となるのです。
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