さすがのパパゲーノも、頭をかかえてしまった!!
だって、アナログ・レコードとCDは、どう、ちがいますか?
なんて質問だったら、何も考えずに
デジタル録音のレコードと、アナログ録音のレコードを
続けてかけてきいてもらったら一発
どの子も、次のように言う!!に決まっている。
おじさん、アナログのレコードのほうが生々しくっていいよ!って
ところが、どっこい、
おじさん、音楽って、どう、聴けばいいの?ってきたんだ。
うっ、しばし、無言のパパゲーノ
ピンチ!
この質問!そう簡単に答えられるものではない!
きっと、質問した本人はそんな深い意味で
質問したのではないのかもしれないが!
しかし、よくよく、考えると、この課題って
おいらのやっている活動の基本線を
浮かび上がらせる課題なのである。
音楽ってどう聴けばいいの?
困りながらも、うれしくなってきたのだった。
だって、世間を見渡すと、音楽を日々
音楽生活として聴いている人が
いかに少ないか!
あっちこっちの例を引っ張り出す必要もないほどである。
たとえば、毎年、松本で大フィーバーの
サイトウ・記念・フェスティバルを聴かれる人にしたって
日々、音楽を聴かれている人自体は
どれだけ、いるんだろうか?
もちろん、毎年、企画されるフェスティバル自体を
否定しているのでなく、長野県で開かれていることに
誇りすら感じるのであるが
そのときだけのクラシック・ファンが
多そうだって、気がしたので!
日々の中で音楽をどう聴いていくか?
オーディオ・レコードと、どう付きあっていくか?
って、いう大きな課題と、とらえたのです。
そもそも!
本来は、学校の音楽の時間などで、
少しは、答えがもらえるべき課題と思うのではあるが、
今の受験偏重の教育制度のもとでは
満足に、
クラシックの音楽鑑賞の時間すらない
というのである。
よくよく考えると、
一般の教育制度の中では、日々の中で、
音楽が好きになるようなシステムに
なっていなくって、
そんなものに、うつつを抜かしているのは
どちらかといったら、
おちこぼれに近く思われているのかもしれない。
個人の個性を伸ばすと、教育がしにくくなるので
平均的な人間をたくさん作るためにも
わかりにくく、評価しにくい!
音楽とか、美術だとかは無視する中で
排除されつつあるのかもしれない。
そんなものに、かかわらないほうが
先生、生徒のどちらも、楽なのかもしれないね。
もっとも、日本では、仮に、音楽学校を出てきても
音楽家としての生活をすることがままならなくって
音楽の職につけない人が、ほとんどなのだ。
そういう人々は、ピアノ教室で教えたりしている。
しかし、不思議なのは、たとえば
われわれにとっては、レコードでなじみの演奏家の演奏を
有名な音楽学校在校時でも、聴かされたことがなく
おいらの知人の音楽ファンのところで初めて聴かされた
D.リパッティの名演奏に涙された!
なんてことを、聴くにつけ、
ますます、レコード音楽文化の底辺の浅さを
痛感させられるはめになってしまった。
えっ!
ピアノ教室のピアノの先生が往年の名演を知らない!
そのことは、おいらには、衝撃だった!
では、その先生に教えてもらった生徒のレヴェルって
聞くも酷である。
高い授業料を払い、どんなレヴェルの演奏が
できるようになっているのだろう?
松本の才能教育のテキストのレコードを
見せてもらったことがある。
そこには、まぎれもなく
ヴァイオリンなら、クライスラー、エネスコ、ティヴォー、ヌブー
ピアノなら、コルトー、
の演奏した曲たちが、掲げられていた。
なーるほど!
それでこそ!って、おいらは、納得したのだった。
ともかく、ふつうの学校教育の中で、クラシックが
好きになるような環境にない気がする。
おいらの場合でも、
音楽の時間ってどちらかというと、
楽譜の読み方などが主で
音楽室にかかる音楽家の写真は何かとっつきにくくって
なにやら、むずかしそうな教養って感じで
さらに、君たちにはわからんだろうなあ!って
スタンスで
先生が教えられていたような気がする。
おいらの場合では、たったひとり、
長野市立、東部中学校の時、
記憶が正しければ、増田明美先生が
型にはまった歌謡曲歌手全盛の
その当時、一生懸命、力いっぱい歌うから
大好きだと、弘田三枝子を、推奨してくれた。
感動から、音楽を教えてくれ、音楽を身近に
感じさせてくれた、ただひとつの例である。
当時のおいらは、
SBC信越放送ラジオのPOPS特集を
聴いていたのだった。
そのうちに、モーツァルトが好きになるのだが!
パパゲーノおじしゃん!教えて!
音楽ってどう聴けばいいんですか?
あっ、いけない!
何をテーマに書き足していたのか忘れそうだった。
あまのじゃく
あまのじゃくが首をもたげる
そうだなあ!
音楽を聴いたらどうなりますか?
なにか、良いことあればやりたいんですが
なんて、大人が多いから
特に、音楽を聴いているから、入学試験
受かりやすくなることもないし
いきなり、効果を期待するような心持ちでは
なんとも、話しにくいなあ!
音楽を聴くのは、なにか、打算があって
聴くのではないはずなんで
その本人として、自身が喜べれば良いのであって
誰かに、認めてもらおうなんて世界ではないからね。
ある意味、一人で心のスクリーンを旅していくことなのだから
ピカソといっしょか!
あまのじゃく パート2
音楽ってどう聴けばいいんですか?
そうさなあ! そんなもん、自分で考えろ!
などと、言いたくなる時もあるなあ。
私、これから、どんな人生送ったら良いんですか?って
質問とおんなじようにきこえてくるんだども。
あくまで、こっちの虫のいどこによってだけれど!
なにしろ、自分の人生もままならないおいらが
アンタのそんな大切な質問に
答えられるようなガラじゃないって!
うん、ここは、やっぱり自分自身で
考えてもらうしかないかな?
結局、答えがあってないようなものだから!
聴くも聴かないもアンタの自由!