オリエンタルランド赤字転落…再開後も客足伸びず
オリエンタルランドが、4日発表した2011年4~6月期連結決算は、本業のもうけを示す
営業損益が30億円の赤字(前年同期は130億円の黒字)に転落した。
最終損益も38億円の赤字(同62億円の黒字)となった。
4~6月期での赤字は1996年の上場以来初めて。売上高は43.0%減の485億円だった。
東日本大震災の影響で、運営する東京ディズニーランド(TDL)や東京ディズニーシー(TDS)
が一時休業。
4月の営業再開以降も、全体の約3割を占める地方からの団体客などの入場者数が伸び悩み、
大幅な減収となった。また、休業期間中の固定費など38億円を特別損失として計上した。
今期の業績予想については、「今後のTDLとTDSの入場者数などを見極めた上で、改めて
判断する」として見送った。
