36.フランケンシュタイン
「シェイプ・オブ・ウォーター」「パンズ・ラビリンス」の監督ギレルモ・デル・トロの新作ダーク・ファンタジー。NETFLIXで公開らしいのですが、その前に限定的に劇場先行公開だそう。こういうのは絶対、映画館で観たいと思い、上映館を探すと私が行きやすい、有楽町銀座近辺の映画館はない。全体的にかなり少ないし、朝か夜の時間帯ばかり。地元もない。沿線の海浜幕張では上映していたが朝9時から。えー早いけど、えいや!と行ってきました。(出勤時とほぼ同じ時間に家を出た!)でも本当に映画館で観てよかった作品フランケンシュタイン氷上で立ち往生する船に襲い掛かる怪物とそれから逃げてきた一人の男。彼・ヴィクター・フランケンシュタインは、船長に怪物との話を語る。自己実現欲求のために死者の身体を繋ぎ合わせ、一人の人間を作り上げることに成功。しかし、そもそもその人間の先を考えておらず、手に負えなくなった彼は怪物を手放す。追って来た怪物も己のこれまでを語りだす。二人は憎み合っているのか、その因縁にどう決着をつけるのか。悲しいお話でした。欲のために怪物を作り出した男と、生を受けてしまったが、知識もなく愛も知らない怪物どちらが悪なのだろうか。怪物は強力な蘇生能力を持ち、死ぬこともできない。ひとりの人間のエゴのために、生きている意味すらわからない。最初に語り始めるヴィクターの生い立ち。幼い頃に大好きな母を亡くし、父には疎まれて育つヴィクター。やっぱり生い立ちというのは、重要ですね。愛されなかったという事実がすべての根源なのかもしれない。父や世間に認められたくて、禁断の生命術に手を伸ばしちゃって。弟の婚約者に惹かれるが、その気持ちも適わず。(この婚約者が虫愛でる姫君でね)つまり愛に欠乏した人。次に語る怪物の話。ヴィクターに作り出されたのはいいが、それから放置とか虐待とか。そんな怪物にも心を寄せる人間がいて彼らとの温かい交流があり、怪物の心も変化していくことが最後の結末にいつまでも余韻となって残ります。怪物は愛を求める人子供が頭を撫でられるのを見て、怪物が自分で自分の頭を撫でるところにホロリ。彼の話を聞いてヴィクターはどうするのか。怪物はヴィクターをどうしたいのか。最後まで緊迫感が解けず、映像を見つめていました。またね、ゴシックホラーにふさわしい映像美。赤や青を効果的に使ってるのよね~。ギレルモ・デル・トロお得意の暗く耽美な世界。ああ~好きだわ。彼の映画全部観たいくらい。★★★★★ほんと、映画館で観た方がいいです。(除くホームシアターない人)朝9時からで、終わったら12時でした。ほぼ3時間お腹が空いたので、欲張ってしまいました。お芋のシェイクは秋には1度は試したいけどあまり組合せ的にはよくなかったな。