5.ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 | Bitter Sweet Days Again!

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人生楽しく、備忘録

デュ・バリー夫人が主人公の映画、これは見逃したくありません。

しかも、ルイ15世がジョニー・デップ!?

マリー・アントワネットが嫌悪していたジャンヌ・デュ・バリー夫人。

「ベルサイユのばら」を読んだ人なら、きっとご存知ですよね。

さて、この映画では悪女に描かれているのか、それとも?

 

映画ではジャンヌ(マイウェン)の生い立ちから始まります。

知的好奇心が強く、しかも教育も受けることができた彼女は

その知性と美貌を手に、デュ・バリー子爵の庇護をうけます。

そこから、ルイ15世(ジョニー・デップ)の目に留まるように画策され

思惑通り、王に召されます。

天衣無縫な彼女の行動は、注目を集め、敵も味方もいて・・・・

 

ルイ15世の公妾として認められるために、それなりの地位を持たなくてはいけないのは

わかります。日本でも輿入れの前に有力大名の養女になったりしますものね。

だけどこの場合、地位のある人と結婚して夫人の称号を得てからルイ15世の愛人となるって

なんか不可解ですよねー。最初から誰かの奥さんを愛人にするって仕組み。

よくわからないわー。

ただ、現世の価値観とは全く違うということを前提に見なくてはって感じですかね。

映画では、ジャンヌは贅を尽くす、というよりは、

馬に乗ったり、男装したり、髪を下ろして(結い上げるのが基本?)登場したり、

禁止されていることをやってしまう。

だから敵が多いのですよね。特にルイ15世の3人の娘たちから。

この3人の娘たちがいかにも、いかにも!って感じで面白かったです。

 

人の容姿をとやかく言うのは良くないとは思いますが、、、

ジャンヌ役のマイウェン、、どうなの?

デュ・バリー夫人は肖像画を見ても可愛らしいですし、美女と言われているので

とにかく圧倒されるような美女が良かったなあ。

マイウェンは何だか口元とかが今一つ・・・

ジョニデ、あ、違ったルイ15世が惹きつけられるのが納得できる女優さんがよかったなあ

監督もして自分でデュ・バリーやりたかったのかな。(イジワルな見方)

 

で、ジョニー・デップはフランス語を会得して臨んだそうですね、すごい!

しかしたまーに、國村準に見える、、ごめんなさい。(輪郭が似てるよね?)

 

注目のマリー・アントワネットは可愛らしかったです。

お菓子のような色使いのドレスもあいまって、砂糖菓子のような可憐さ。

そして驚いたのは、ルイ16世。

もう、ぽっちゃりさんイメージしかなかったのに、

この映画の彼は、小顔のイケメン、モデル系なのよ。

最初、彼がルイ16世だとは思いませんでしたよ。

 

話が戻りますが、デュ・バリー夫人とルイ15世。

この映画を見る限りでは、心から惹かれ合っていたんだと思います。

身分は高いけど、ごく普通のカップルに見えました。

そして彼らを近くで見守る侍従がまた静かながら確かな存在感。

 

本物のベルサイユ宮殿の鏡の間でロケをしたとあって

すごくリアルな感じ。実際にこんな感じだったんだろうなあと思います。

面白い宮廷のしきたりなんかも、大真面目で行っていたんでしょうね。

こういう史実題材の映画って、本物をのぞき見しているようで本当に面白くて大好きです。