やっと秋らしくなってお出かけしやすくなりました。
Twitter X で一昨日見つけて、行き慣れないところだけど、えいや!と出かけてきました。
行き先は江東区森下文化センター。最寄りは清澄白河駅です。
場所は、地域の公民館という感じですかね。
山岸凉子のバレエ・マンガでたどるバレエの美
山岸凉子先生は「日出処の天子」で有名ですが、バレエにも造詣が深く
バレエをテーマにした作品を結構描かれています。
「アラベスク」「テレプシコーラ」他、短編もいろいろ。
原画はとても美しく、手書きでここまで描けるのかと思うくらい緻密でした。
久しぶりに「アラベスク」のユーリ・ミロノフの絵を見てやはりステキ!
昔は手元にあったアラベスク・・・処分したことをちょっと後悔してます。
展示内容は山岸先生のバレエマンガを主軸に、
薄井憲二氏の蒐集した関連資料が並べられています。
薄井氏という方は元バレエダンサーで活躍されてたそうで、その収集した資料は
とても貴重なものばかり。
山岸先生も「アラベスク」を描いた当時は参考となる資料集めに苦労されたようですが
薄井氏のコレクションに助けられたそうです。
今のような動画がない時代、有名バレエダンサーの写真、そして振付のステップ図など
興味深いものが見られました。
常々ダンスの振付の保存はどのようにされているのか、興味があったのですが
やはり昔は細かくステップを書いて残されていたんですね。
そして舞踊評論家・鈴木晶氏のコレクションも貴重!
なんと、ニジンスキーが出演したバレエリュスの舞台のプログラムがありました!
「牧神の午後」のプログラムですよ~。プチ興奮。
うわー!すごいなあ。いいものを見せていただきました。。
この方はニジンスキーについても書かれているんですね。今度探してみたいと思います。
山岸先生の作品にも「牧神の午後」というニジンスキーのお話があります。
ニジンスキーという人は何だか不思議な人ですね。
バレエをテーマにしたマンガ本が集められていて、閲覧自由。
座って読むコーナーもありました。楽しい~。
と思ったら、この森下文化センターってマンガ図書館になっていて
奥の方にはたくさんのマンガが!貸出はしておらずその場で読むようですが
私が小・中学校の時によく読んでいたマンガ、
里中満智子、大和和紀、美内すずえなどなど、それも初版本?コミック本がたくさんでした。
これすごい!近所だったらしばらく通って読みたいくらいです。
深川は「のらくろ」の作者・田河水泡先生の出身地でもあり
のらくろ館もありました。
折角なのでぐるっと見学。
田河水泡先生って朝ドラ「マー姉ちゃん」で愛川欽也氏が演じていたので
そのイメージで脳内変換されています。
そんなこんなで、2~3時間ほど滞在してしまいましたw
本当にこの展示期間に間に合ってよかったです。無料でこんなに楽しめて有難いです。
江東区さん、ありがとう。
清澄白河まで来たので、東京現代美術館まで足を延ばそうと思っていましたが
疲れたので止めました。
余談ですが、上の展覧会も行きたいなあ。。兵庫県かぁ。
常設で薄井氏のコレクションが見られるようなので、
ムラか奈良に行く機会に一緒に行きたいとメモメモ。
あと、来年は北海道で山岸先生と大和和紀先生の合同企画展が開催されるようです。
北海道、、行きたい・・・
清澄白河界隈で軽く食べたいなあと思いながら、、情報収集してなかった・・・
この界隈はカフェが沢山あると聞いてますが、みんな路地にあるんでしょうか。
全然見つかりません。
いつの間にか、錣山部屋(元寺尾)の前に来ていて見つけたのが
喫茶こくん
恐ろしく入りにくい・・・OPENと書いてあるが、普通の家にしか見えず
しばらく扉の前でウロウロしましたw
思い切って引き戸を開け「こんにちは~」
お店の方がどうぞ~と言ってくださり、ドキドキしながら入る。
コーヒー美味しかったです。
このお店ってカボチャプリンが有名みたいですが、知らず、普通にサンドイッチ頂きました。
後から入ってきた女性の一人客が「予約しています」と言い
カボチャプリンを召し上がっていましたが、結構大きかった。
ひとりで食べるのは大変かもー
でもちょっと食べてみたかったです。
清澄白河、ハードル高い街。次回は調べていくことにします。