8.名もなき生涯 | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

静かで重い映画でした。

名もなき生涯

オーストリアの美しい自然に囲まれた村で暮らすフランツ。妻と3人の娘と暮らす静かな温かい生活。

それがナチスの支配下におかれ、当然のごとくフランツもナチス・ヒトラーへの忠誠を強いられ

徴兵される。

しかし、フランツは頑なにヒトラーへの忠誠を拒み、投獄される。

何を言われ、何をされても揺るがないその強い信念。

夫を理解し妻フランチスカも耐えるが、村人の視線は冷たい・・・・

 

投獄されたフランツの場面と、美しい自然の中で暮らすフランチスカの描写を

交互に見せる。

しかもセリフもあまりなく、それぞれの表情や短いセリフ、周りの雑音などから

彼らの気持ちを読み取る修行のような映画でした。

嫌いじゃないけれども、、、、3時間は長く苦しかった。

殆どの人がその世の中の流れを迎合し、流され、自分の意志は無視され

そうしないと生きるのが辛い時代に、ここまで自分の信念を貫く姿は尊敬に値します。

例え死を目の前にしても、曲げない強い人。

 

オーストリアと言えば、あの「サウンド・オブ・ミュージック」も確かナチスの魔の手を逃れて

山を登るんでしたよね。

本当に美しい自然の風景にはとても癒されました。

 

コロナの影響で、今は遊興などの自由が奪われているけれど

それがそのうち精神の自由も無くなったらと思うと恐ろしい・・・

マスクをしないと白い目で見られる、みたいな今の環境。

小さな咳払いひとつ、自由にできない状況。何となく怖さを感じるのです。

早くコロナ終息してほしいです・・・

そういいながら、イソイソと映画に出かける私・・・

もちろん予防もしてますし、体調に変化があればすぐに自粛する気持ちでいます。