8.LA LA LAND | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

話題作LA LA LAND、皆さん観てますね~

フォローしているブロガーの皆さんの記事を拝見して、

私も楽しみに観てまいりました。

皆さんのおっしゃるラストの甘く切なくほろ苦い・・・どんなラストなのか、、、

実際観てくると納得!でした。

 

何というか、、最後にすべてが集約されてますね。

あの時、レストランでの出会いがこうだったら

舞台が成功していたら、エージェントからの電話を伝えなかったら

予定を変更して違う道を行かなかったら、、

いろいろな「IF」や「たら、れば」

今、ここにいる自分はそういういろいろな選択で成り立っていて

どれが一つ違っていたら違う人生になっていた、

そう考えると、すべてのことが偶然でいて必然だなあと。

それがあるからこその

最後の二人の再会は、懐かしさと未練もありながらも

お互いの成功を考えると正しい選択だったんだろうなという思いもあります。

上手く言えないけど、皆さんの感想にある「ほろ苦い」思いがしっくりときます。

きっとこれを味わえるのはある程度の大人になってからかもしれないなあ。

愛とか恋とかの時代をちょっと客観視できるようになった私たちには

自分の経験(私はそんなにないけど)を織り交ぜながら、

ミアの気持ちに思いを重ねて見られる、、そんなところもヒットしてる理由だと

思います。

 

ミュージカルとしては

オープニングの女の子の歌いだしから、大勢でのハイウェイでのダンス

それがまた少しずつ収まって車に戻り、ミアの車に・・・・という流れが

いかにもミュージカル!で楽しい。

女の子たちが赤・青・黄色などの原色の衣装をまとって歌うのも楽しい。

グリニッジ天文台で、セブとミアが空へふんわりと飛ぶのも楽しい。

恋をしている気分(天にも昇る気分)を体感してるように。

これもミュージカルならでは許される場面ですよね。

予告やCMでよく耳にしたあの曲も、カッコいいキマるダンスがステキだし。

なんとなくこちらが構えなくても自然と曲が流れてきて、その世界に包まれる感覚が

心地よかった。

また季節の転換に合わせて、全体的な色味もそれっぽくなって

視覚的にも美しかったです。

ただ、時代がいつなのかな、全体的なレトロ感覚を醸し出しながら

iPhone出てたよね?

 

後から知ったのですが、この映画のデイミアン・チャゼル監督は

「セッション」の監督さんだったんですね。

セッションもかなり面白かった。

狙って観に行ったのではなく、いわば消去法的に選んでみた映画だったので

思わぬ拾い物だったなあという感想でした。

セッションも音楽がすごかったけど、やっぱりこういう音楽ものが

お得意なのかな。センスがある人なんでしょうねえ。

 


アカデミー賞取れなくて残念だったけど
とても良い映画でした。