ほのほのと鳥語で爺は雛遊び 掌
白梅の失せし夜の香水辺にて 掌
紅梅の芯の銀泥の荒るるや 掌
第24回萩原朔太郎賞、
<日和聡子「びるま」から「砂文」まで>
講演会&展示は5年前になりますか。
詩人とその詩人からの発語・息吹にふれる、
そんな貴重な場でした。
そのブログをこちらに
「日和聡子『びるま』から『砂文』まで」展が開催されている
萩原朔太郎記念 前橋文学館において、
第二十四回萩原朔太郎賞受賞の
日和聡子「日日の文(もん)に触れて」
詩人・日和聡子による講演が催された。
スラリとした方で、シックな黒のワンピース。
とつとつとご自身のなかの言葉を
手繰り寄せながら、つぶやくように話す。
その閑かな、独特な雰囲気が染み入って。
たいせつな言葉(詩)をそっと手渡たされた、よう。
お話しのあと、展示をみる。
◆前橋文学館ホームページ
「萩原朔太郎賞に至るまでの日和聡子さんの詩と小説、
それを生み出す日和聡子ワールドを、
さまざまな資料の展示をとおしてご紹介します。
独自の民話風の文学世界は、詩にも小説にも流れています。
それは、時にユーモラスでありながら、
生の闇を抉摘(けってき)する深さを湛えています」。
◆日和聡子(詩人・作家)
島根県生まれ。立教大学日本文学科卒。
2002年『びるま』で第七回中原中也賞。
2012年『螺法四千年記』で第34回野間文芸新人賞。
2016年『砂文』で第24回萩原朔太郎賞。
他の詩集に『唐子木』『風土記』『虚仮の一念』。
小説に『おのころじま』『校舎の静脈』など。
日和聡子 詩集『砂文』
月蝕王国紅梅の枝のびやすき 掌
「Fragments」、
皆川博子オマージュ展の冊子を
装幀家の柳川貴代さんからご恵与いただきました!
皆川博子の詩のような文をテキストとして、
精緻な活字の組み方がこころにくい。
表紙はグラシン紙を纏って、
淡くなって。
さらに蝶(箔押しでしょうか?)と表題に
縦の帯がまかれています。
浅野信二
伊豫田晃一
佳嶋
豊永侑希
日香里
この方々の挿画が誌面をいろどります。
意匠を凝らした
瀟洒な本になっています。
さらに
皆川博子 印刷サインカードが付いています♪
制作:柳川貴代
発行 : Fragment 兎影館
テキスト : 皆川博子
協力:河出書房新社
新書版36頁、表紙銀刷+金箔
雁垂くるみ製本
青糸かがりの印刷製本は河内屋
梅咲けり暗き蜜の巣まなかいに 掌
◆梅・野梅(やばい)・白梅・紅梅・薄紅梅・豊後梅
臥竜梅(がりょうばい)・枝垂梅・梅が香・老梅
梅林・盆梅(ぼんばい)・梅見・観梅
バラ科。中国原産。
梅の開花日の平均値は鹿児島では1月23日、
東京では2月2日、札幌では5月6日。
春の季語。