あの皆川博子の幻想譚「ジャムの真昼」2000 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

皆川博子『ジャムの真昼』集英社 2000

 

 

一葉の写真や一枚の絵から紡がれる物語。

 

この画からして妖しく、ひそやかに背徳的、

 

秘密の匂いのする幻想的な皆川ワールド。

 

生の、死の、あやうい堺にたゆたう・・・

 

「ジャムの真昼」「森の娘」「少女戴冠」など幻想短編7編。

 

おりおり手に取りたくなる作品。

 

 

 

◆本の紹介

 

叔母のアトリエにあるジャムの壺はぼくのもの。

だからいつも舐めている。

アトリエに通ってくる男たちの好きなジャムは、

叔母の両腿のあいだから流れるもの

 

…表題作、言葉と映像の甘美で危険な交歓が紡ぐ作品集。

 

 

装丁:及川 健

装画:peinture  gerard di-maccio