詩人は散歩がお好き? 「ふらふらふらぬーる 朔太郎の危険な散歩」今日まで @前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

詩人は散歩がお好き?

 

「ふらふらふらぬ~る 朔太郎の危険な散歩」

 

今日9月6日(日)まで。

 

最終日に観ることができました♪

 

 

前橋&東京の2部に分かれ、壁面には巨大な地図。

 

前橋住人としては旧町名が記載されていて、うれしい。

 

それにしても、ほぼ10㎞くらい、

 

朔太郎、よく歩いている。ふらふらふらぬ~る。

 

 

◆展示の紹介 

 

世は空前の散歩ブーム。

日本近代詩の礎を築いた萩原朔太郎(1886~1942年)もまた、

散歩好きだったことをご存知ですか?
 「戸外の漫歩生活ばかりをする私は、生れつき浮浪人のルンペン性があるのか知れない。

しかし実際は、一人で自由にゐることを愛するところの、私の孤独癖がさせるのである。

なぜなら人は、戸外にゐる時だけが実際に自由であるから。」と

その魅力をエッセイ「秋と漫歩」(『廊下と室房』1936年 昭和11 第一書房)のなかで綴っています。

散歩にまつわる作品も多く、詩人にとって“歩くこと”は

自己と社会との関わりを捉え直すために必要不可欠な創作行為だったのでしょう。
 朔太郎が敬愛する19世紀のフランス詩人ボードレールは、

あてもなくパリの街を歩きまわり思索と詩作に耽った遊歩者(=フラヌール)でした。

近代都市へと変わりゆく風景や道行く人々を冷徹かつ抒情的に見つめ、

独自の感性で詩へと昇華させた朔太郎もまさにフラヌール詩人と言えるかもしれません。
 生誕140年にあたる本年、

 “散歩”を手がかりに朔太郎の詩的インスピレーションの源泉に迫ります。

 

展示は、「Ⅰ故郷を歩く―前橋編」

          「Ⅱ都会を歩く―東京編」の2部構成。

郷里での追われるような彷徨と

後半生を過ごした都会での気ままな漫歩

-朔太郎の散歩が持つ二面性を、原稿や書簡、書籍、写真、遺蔵品など

多彩な資料を通して浮かび上らせます。

前橋と東京の朔太郎ゆかりの地をイラスト化したマップも本展の見どころの一つ。


 郊外や雑踏をふらふらふらふら彷徨いながら紡いだ詩の世界観とは

一体どのようなものだったのでしょうか? 

孤独で自由で“危険”な朔太郎の散歩をぜひ、会場で体感して下さい。

 

 

 



朔太郎さん