門井慶喜『銀河鉄道の父』講談社 2017
宮沢賢治はいかにして宮沢賢治となったか。
賢治の父の視点から描かれる<賢治>。
岩手県花巻に生まれた賢治。
明治29年(1896年)~昭和8年(1933年)
その長くない生涯に
いまでも読み継がれる多くの詩や童話を書き紡ぐ。
◆本の紹介
賢治は東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、
長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、
賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、
創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、
このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、
決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、
父・政次郎の視点から描く。直木賞受賞作品。
装丁:川上成夫・川崎稔子
装画:民野宏之
