端正でやわらかな立岩利夫さんは
西東三鬼に師事され、
関西前衛俳句の核となるおひとり。
「海程」の大先輩で、
俳誌「夜盗派」の創刊・復刊にたずさわった。
(立岩さん編集・発行の「夜盗派」終刊までの4年間、私は参加)
立岩利夫 第一句集『時間』 昭和40年 夜盗派の会
第二句集『有色』 昭和49年 夜盗派の会
『立岩利夫句集』 昭和55年 「海程」戦後俳句の会
第三句集『象牙』 昭和62年 夜盗派の会
第四句集『束の間』 平成6年 現代俳句協会
『束の間』より魅かれる句
豹(ジャガー)に遭うか初海峡の光の束
炎天ゆく身の糸たぐりよせられつ
晩秋晩刻翼呉れなば天上へ
肋なる楼閣をもて冬に入る
火葬場に傘立て束の間を濡らす
沖かがやく束の間の靴浜砂に
靴という魁偉なものと冬に慣れ

