田中泯×松岡正剛『意身伝心』春秋社 2013
松岡正剛(まつおか せいごう)によると
田中泯(たなか みん)とは飴と餡、
あるいはカナブンとバッタのようにどこか似ている、と。
その二人が
「調(しらべ)で重なり、際(きわ)を交わし、端(はし)で考え」
境界をまたぎあい、秘密を差し出し」た対談。
もうワクワク&ドキドキの連続、
付箋だらけの本となりました。
◆本の紹介(Amazonより)
圧倒的な身体を持つダンサーと知の巨人たるエディターは
その才能をどのように育んできたか。
方法論から実践的な稽古の仕方まで、
二人の超感覚者が秘密を伝える現代の花伝書。
田中泯(Min Tanaka)
1945年、東京中野区生まれ。
クラシック・バレエとモダンダンスを学び、66年からソロダンス活動開始。
「ハイパーダンス」と称して新たな踊りのスタイルを発展させる。
78年パリ秋芸術際「日本の間」展で海外デビュー。
85年山梨県の農村に移住、農業生活を開始。
97年伝統芸能・民俗芸能に焦点をあて「舞踊資源研究所」を設立。
その後も意欲的に踊り続け「場踊り(Locus Focus)」を展開。
2008年より、ダンサーとしての経験を生かし、
国内外を問わず多数の映像作品に出演。
現在も土方巽に私淑。著書『僕はずっと裸だった』『ミニシミテ』。
松岡正剛(Seigow Matsuoka)
1944年、京都市生まれ。
71年工作舎設立、総合雑誌『遊』を創刊、87年編集工学研究所を設立。
多様なメディア企画・制作に携わるとともに、
情報文化と日本文化を重ねる研究開発プロジェクトを展開。
2000年インターネット上に「イシス編集学校」を開校、
ブックナビゲーション「千夜千冊」の連載を開始、
現在(2013年)1500夜を突破しなおも更新中。
おもな著書は、『知の編集工学』『17歳のための世界と日本の見方』
『日本数寄』『ルナティックス』『フラジャイル』
『松岡正剛千夜千冊』(全7巻)『連塾―方法日本』(全3巻)
『法然の編集力』『千夜千冊 番外録 3・11を読む』『松丸本舗主義』ほか多数。