<私は地を這う前衛>田中泯『僕はずっと裸だった』工作舎 2011 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

田中泯『僕はずっと裸だった』工作舎 2011

 

前衛ダンサー 田中泯(たなかみん)の初エッセイ集。

 

 

映画「国宝」で日本舞踊「鷺娘」を踊る!?

 

衝撃でした。

 

暗黒舞踊・土方巽(ひじかたたつみ)を師と仰ぎ

 

今も私淑する田中泯さん。

 

バレエ・モダンダンスから1974年

 

裸体舞踊に挑み、国内外で独創的なダンサーへ。

 

「裸体舞踊は何も語らず、表現せず、

 

そして始まりも終わりもない」と泯さんは言う。

 

「寡黙の断片のような状態で、

 

地形・風景・状況のなかに

 

異物として存在」と。

 

 

「踊り・撮る」

 

田中泯を30年撮り続けた

 

写真家・岡田正人の壮絶な作品。

 

表紙・カバー・見返しなどなど

 

ダンサー田中泯を彫琢する。

 

 

<オドリ><カラダ>の根源・本質へ降り立ち、

 

書かれた言葉は一語一語が哲学的、詩的。

 

ダンサーによる身体論・舞踊論です。

 

 

くりかえし繰り返しひもときたい書。

 

 

敬愛する杉浦康平(グラフィックデザイナー)との対談も収録されて♪