「ロマンチックな飛翔 酒と詩人と人生と」
前橋文学館収蔵資料展 @前橋文学館
<平常素面(しらふ)の意識ではできないことが、
所詮酒の力を借りて出来るところに、
飲んだくれ共のロマンチックな飛翔がある。>
朔太郎、ずいぶん飲んだひとで、
「宿酔(ふつかよい)」詩があるほど。
決して酒の賛美でも、耽美的でもない朔太郎の詩篇。
真新しい結城や紬の着物をどろどろにしてしまう朔太郎。
酒は、
現実には生きにくい朔太郎のよりどころ、だったのかも。
文学館のなかはまるで酒場!
カウンターにはグラス、
漆黒の壁には酒がずらりとならぶ。
酒樽が積み上げられて。
群馬の地酒、酒蔵がなんてたくさんあるのでしょう。
「伝統的酒造り」のコーナーも。
朔太郎の再婚相手・大谷美津子(ふたりの笑顔で歩く写真)、
その兄、杜氏で詩人忠一郎と
弟・正雄との交友など、
初めて知ることも。
明日、最終日!
「春だ! 地酒だ! 朗読だ!」
特別館長・萩原朔美さんたちによる
酒にまつわる作品の朗読が、あります♪