指揮者・井上道義のラストオペラ「ボエーム」‼ 東京芸術劇場の公演をETVで♪ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

井上道義「ボエーム」

 

マエストロ井上の最愛の、最後のオペラ。

 

 

東京芸術劇場での2024年9月23日公演をETVで放映♪

 

演出は森山開次。

 

オーケストラは読売交響楽団。

 

日本と海外の新進気鋭の歌手たち。

 

 

ミミのソプラノ、声も、容姿も清楚でピュア。

 

病が重くなり、ルドルフォとの恋も失せる死に至る

 

3幕、4幕の嫋々としてなんとはかないこと。

 

 

マルチェロはほぼフジタで、

 

おかっぱに黒縁の丸眼鏡♪

 

 

芸術家をめざす若者たちが鮮烈に描き出された。

 

 

指揮・井上道義の今月末の引退が、

 

惜しくてたまらない・・・

 

 

◆出演 

ミミ:ルザン・マンタシャン

 

ロドルフォ:工藤和真


ムゼッタ:イローナ・レヴォルスカヤ


マルチェッロ:池内 響


コッリーネ:スタニスラフ・ヴォロビョフ


ショナール:高橋洋介


ベノア:晴 雅彦
アルチンドロ:仲田尋一
パルピニョール:谷口耕平

 

 

管弦楽:読売日本交響楽団
 

ダンサー:梶田留以、水島晃太郎、南帆乃佳、小川莉伯

合唱:ザ・オペラ・クワイア
世田谷ジュニア合唱団

バンダ:バンダ・ペル・ラ・ボエーム
 
 
◆プロフィール
井上道義

© Yuriko Takagi

1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。

ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、

新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、

京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者、

大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、

オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を歴任。

 

2007年ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを企画立案。

2014年4月病に倒れるが、同年10月に復帰を遂げる。

近年では、全国共同制作オペラ「フィガロの結婚 ~庭師は見た!~」「ドン・ジョヴァンニ」、

大阪国際フェスティバル「バーンスタイン:ミサ」、

「井上道義:A Way from Surrender ~降福からの道~」等を、

いずれも総監督として率い既成概念にとらわれない唯一無二の舞台を作り上げている。

2018年「大阪府文化賞」「大阪文化祭賞」「音楽クリティック・クラブ賞」、

2019年NHK交響楽団より「有馬賞」、2023年「第54回サントリー音楽賞」を受賞。

オーケストラ・アンサンブル金沢桂冠指揮者。

2024年12月にて指揮活動の引退を公表している。

 

 

森山開次

© Sadato Ishizuka

2005年自ら演出振付出演するソロダンス『KATANA』で

ニューヨークタイムズ紙に「驚異のダンサー」と評され、

07年ヴェネチア・ビエンナーレ招聘。

13年『曼荼羅の宇宙』で芸術選奨新人賞他三賞受賞。同年文化庁文化交流使。

19年『ドン・ジョヴァンニ』(総監督・指揮:井上道義)でオペラ初演出。

20年新国立劇場バレエ団『竜宮』演出振付美術衣裳。

21年東京2020パラリンピック開会式演出・チーフ振付。

能・雅楽など伝統芸能とのコラボレーション、

AIピアノとの共演など実験的なプロジェクトに多数取り組む傍ら、

映画・広告・テレビなどジャンルを自在に横断し活動。

現代のダンスシーンを牽引するアーティストの一人である。