朔日の兜太 高崎兜太句会2014年10月 兜太先生95歳! | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

高崎兜太句会 2014年10月を見つけました♪

 

 

 

◆俳人金子兜太95歳、


今日もお元気に登場。



先日10月11日(土)の「海程」東京例会でも


講評など絶好調なこと。


この日は兜太句がぶっちぎりの最高点!
(まったく点の入らないことも)。

 

この「海程」句会に参加して、この句をとりました♪

  
  月に眠り紫苑に朝の眠り託す     兜太




兼題「梅雨」。


この季節に(!?)と思われる出でしょうが、


句を3ヶ月前に提出しているのでこんなことも。


ここ兜太句会では俳句は季節の詩ではないのかも(笑)。



兜太「今日は良い句が多いな。


この『梅雨』という兼題を出したのが良かったんだ」



自由句の問題作がこれ。

   八月の影より影を手渡され



25人のメンバーで採った人3人、


問題作としたひと6人。



・雰囲気が好き。


・惹かれるが具体感がない。


・映像化しにくい。


・八月は6日・9日・15日など想いをこらす日が多く、


 それらから「影」が思われる。


・ミステリアス。「影」から「影」を「手渡す」という言い方がいい。



兜太評


・八月は6日・9日・15日とあり、さらにお盆があって、


 死者・たましいを思い起こさせる。


 「影」をもっと具体的に。