10月の高崎兜太句会、13:45からスタート。
兜太先生はすでに席に着いて。
今回の兼題「渇水」、
6月に水不足が懸念されたときのなので、
すでに4ヶ月前になる・・・
高点句はこちら、
日の匂い軒にありけり水渇れて
評:地味な句。
「水渇れて」との配合で「日の匂い」「軒にありけり」がしみじみと。
兜太評:平均的にいい。無難な句。
草の花寂しきときは歩きけり
兜太評::落ち着いた句。平均的な句。
水涸るる火蛾の白蛾のさざなみ
問題句3人と選ひとり。
評:。感覚が鋭い。
「水涸るる」そして火蛾、白蛾が灯にあつまってくる、不安感。
「さざなみ」があわないのではないか。
兜太評:「さざなみ」のように灯に火蛾、白蛾が集まる。
上手くとらえた。技術的にできている。
兜太先生「句会で点数が入ったのが、いい句とはいえない」と持論あり。
今日の評価は点数で、この3句は70点。
80点の句はこちら。
渇水ですブルーベリーの月夜買う
渇水期弟この地に根を張って(添削あり)
梅雨の渇水母のいない授業参観
兜太先生の全句講評で終了。
「さざなみ」は山本掌の句。