シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲は
十二音技法でかかれた難曲。
この曲は
ユダヤ系のシェーンベルクが、
ナチスから逃れてアメリカに渡った時期に作曲された曲。
イザベル・ファウストのヴァイオリンは
その卓越した技巧は、
<無調>、<十二音技法ので書かれた難曲>ということではなく、
どこまでも<音楽>を<曲>を描き出す。
曲に深く寄り添ったその音色。
この曲をこんなに惹きつけられて聴くことができたのは初めて。
鈴木優人指揮
NHK交響楽団
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
【曲目】
ウェーベルン:パッサカリア
シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲
バッハ(ウェーベルン編):リチェルカータ
シューベルト:交響曲第5番ほか
【収録】2024年6月19日サントリーホール