井上道義のショスタコーヴィッチ<バビ・ヤール>
録画で観ました。
24年12月に引退する井上道義と
NHK交響楽団定期公演はこれが最後とか。
◆ショスタコーヴィチ「交響曲第13番 <バビ・ヤール> 作品113」
1941年9月末、ウクライナ・キーウ郊外の渓谷バビ・ヤールで、
ナチスにより2日間で3万4千人ものユダヤ人の虐殺。
反体制派の詩人エフゲーニ・エフトゥシェンコは詩「バビ・ヤール」を発表。
1962年にショスタコーヴィチはこの詩をもとに
「バス、男声合唱、オーケストラによる交響曲第13番”バビ・ヤール”」を作曲。
第1楽章「バビ・ヤール:アダージョ」
第2楽章「ユーモア:アレグレット」
第3楽章「商店で:アダージョ」
第4楽章「恐怖:ラルゴ」
第5楽章「立身出世:アレグレット」
3楽章から5楽章は切れ目なく演奏されます。
独唱のバスのアレクセイ・ティホミーロフは何と深々とした声か!
バビ・ヤールの惨劇を目の当たりにするかのよう。
オルフェイ・ドレンガル男声合唱団はスウェーデンで設立された。
バスと語り合い、歌うその声は、ピアニッシモの囁き声も聞かせる。
詩はあの亀山郁夫訳。
弦楽器は14型、舞台下手にはハープ3台、ピアノ、チェレスタ
前半はこちら
ヨハン・シュトラウスII世/ポルカ「クラップフェンの森で」
作品336ショスタコーヴィチ/舞台管弦楽のための組曲
「行進曲」「リリック・ワルツ」「小さなポルカ」「ワルツ第2番」