若き日の小澤征爾さん、群響を振る!
小澤さん、群馬交響楽団を振っていたのは1957年ころ。
あのスクーターでヨーロッパ「音楽修行」の2年前のこと。
赤城や群馬県内だけでなく北海道へも同道。
群響も若い、小澤さんも若い。
群響50年史を引用いたしますので、ご覧ください。
◆小澤征爾らと若手指揮者たち
「このころの群響メンバーは20人前後で、また入れ替わりも激しかった。
演奏会の指揮はほとんど渡邉暁雄と日比野愛次が担当していたが、
ときには指揮者がいなくて困ったこともあった。
そこで、渡邉から桐朋学園大学創始者の斎藤秀雄を紹介され、
斎藤のもとで勉強中の若手指揮者たちに来てもらうことになった。
小澤征爾、山本直純、岩城宏之、久山恵子ら、
のちに有名になった俊才たちが続々と群響にやってきた。
それにつれて群響にも活気が出てきた。
とくに小澤は、安中、館林、赤城山、やがては北海道まで同行して、
あの独特の指揮ぶりを見せてくれたのである。」 群響50年史より