追悼 小澤征爾氏 小澤征爾指揮でオペラを歌いました! モーツァルト「イドメネオ」1990年 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小澤征爾氏、旅立たれました。

 

享年88歳。

 

世界中で、それぞれの方が、

 

氏を悼んでいることでしょう。

 

オペラ「イドメネオ」で

 

小澤氏の指揮で歌えたのはかけがえのないことでした!

 

 

 

◆そのことをブログに

 

この気迫に満ちた小澤征爾の指揮!

 

このお顔は同じ舞台に乗っている

 

演奏者だけが知っています。

 

 

その貴重な体験をできたのは

 

モーツァルト作曲 オペラ「イドメネオ」。

 

<ヘネシー・オペラ・シリーズ>が開始され(1990~97)、

 

第1回公演。

 

 

演出は映画監督の実相寺昭雄(ウルトラマンを撮った方)。

 

新宿のATGで実相寺監督の

 

「無常」、「曼荼羅」などを観ていたので、

 

なにやらわくわく、どきどき。

 

「外人キャストの来日から本番迄は十日足らず、

 

             ひどく忙しかったが、たのしい仕事だった」と語っています。

 

 

小澤征爾氏が指揮をするまでの副指揮が

 

「炎のコバケン」こと小林研一郎氏。

 

 

小澤指揮はなんといったらいいか、

 

もう「魔法の棒」で、

 

二期会のベテランのメンバーも

 

もうこれ以上はないという熱唱!

 

「あのおばさん(主役のソプラノ!?)は

 

こう歌いたがっている(小澤さんがまねて歌う)ので、

 

僕はこう振るからね(指揮をする)」といったご注意で、

 

とってもフレンドリーな稽古。

 

(本番はあの形相です)

 

 

そうそう、このオペラには

 

あの田中泯さんもダンサーとして乗っていました。

 

 

指揮:小澤征爾


 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団


 合唱:二期会合唱団


 演出:実相寺昭雄



 出演:フィリップ・ラングリッジ


    ヴィンソン・コール


     エディス・ヴィーンズ


     マリアーナ・ニコレスコ


    ジェフリー・トーマス

 

 

公演は全4回。

 

1990/5/11 尼崎アルカイックホール

1990年5月14,15日 東京文化会館
1990年5月17日 オーチャードホール