重厚な「勧進帳」弁慶・二代目松緑、富樫・十七代勘三郎、義経・梅幸 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勧進帳」、

 

歴史的にも貴重な映像を(録画)、観ることができました!

 

1980年11月歌舞伎座での公演。

 

二代目松緑の弁慶、

 

十七代勘三郎の富樫、

 

梅幸の義経。

 

 

 

この「勧進帳」二代目松緑の弁慶、最後だったとか。

 

松緑の弁慶の隈も映え、なんて立派なこと!

 

 

芝居のテンポがゆったりとして、

 

しかも緊張感がはりつめて。

 

とくに「山伏問答」の松緑と勘三郎の

 

息もつかせぬ芝居の凄み!

 

 

その二代目松緑の踊りの上手さ、

 

荘重でいて、たっぷりと濃厚。

 

「飛び六方」まで息をつめて観てしまいました。

 

 

昭和五十年代の歌舞伎の代表的な舞台でしょうか、

 

この松緑の最後の「勧進帳」、見事!