新作、30句「ゆめを狩る」をまとめました♪ 選者の評、その丁重な<読み>! 第4回 金子兜太賞」 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

新作、30句「ゆめを狩る」をまとめました。

 

 

<第4回 金子兜太賞>の

 

選考の経緯が「海原」11月号に

 

36ページの大特集となって掲載されています。

 

それもかなり小さな活字なので、

 

もうもう充実しています。

 

選考座談会は21ページにわたっており、

 

編集長堀之内長一さんの言葉

 

「ここまで徹底的に作品を読み込み、

 

選考委員それぞれの俳句観をぶつけあい、

 

その成果を披露する」まさに、これです。

 

 

 

 

本賞 望月士郎「ポスト・ヒロシマ」

 

奨励賞 ナカムラ薫「砂の星」

 

三浦静佳「鄙の鼓動」

 

 

 

山本掌「ゆめを狩る」の山中葛子評では

 

                    「独自な言語空間を展開させ」

 

 

 

 

 

 

 

 

                              

                   

 

 

あおうま

                   白馬よかすみの海を駆けて来よ 

 

 

おんばさら獅子富貴よ化のむつむ夜

 

 

ぼうたんの骨軋むまでひらききる

 

 

蝶凍てて矩形の空に鉄を組む

 

 

 

と句をあげ、「言問いのような、オペラのような

 

ドラマティックな美しい言葉があふれて」と言われる。

 

「ボードレール、ランボー、日本では萩原朔太郎等の

 

象徴派を思う表現へのチャレンジ」。

 

      そして「<海原>の俳句を広やかにふくらませていることの見事さです。

 

私はそのために今日選考会にきたの、と言いたいぐらい」

 

と評してくださいました。

 

もうもって瞑すべし、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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