「卵」 <萩原朔太郎を朗読する> オータムコンサート | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

田中恭吉「冬の夕」

 

 

 

萩原朔太郎『月に吠える』

 

詩画集といっていいほど、

 

画がふんだんに載っています。

 

 

朔太郎の意思で田中恭吉に依頼、

 

恭吉はこの詩集の刊行前に病没。

 

親友の恩地孝四郎により詩集を完成へ。

 

恩地の版画は3葉掲載されています。

 

 

 

 

田中恭吉の「冬の夕」の右ページに置かれたのが

 

「卵」です。

 

 

 

 

 

 

いと高き梢にありて、

 

ちひさなる卵ら光り、

 

あふげば鳥の巣は光り、

 

いまはや罪びとの祈るときなる。