まだ、間に合います!「生きて在ることの静かな明るさ 岸田将幸展」第29回萩原朔太郎賞 @前橋文学 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

「生きて在ることの静かな明るさ 岸田将幸展」

 

前橋文学館で催されています。

 

岸田将幸さんは詩集『風の領分』で、

 

第29回萩原朔太郎賞を受賞されました。

 

 

この長めのタイトル

 

「生きて在ることの静かな明るさ」、

 

この展示を象徴しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小ぶりビニールハウスが文学館の1階に!?

 

「これは、なに?」

 

そのハウスの天井、床、側面に、

 

詩が!

 

岸田さんが読む詩が聴こえます。

 

 

ご自身の著作はもとより、

 

影響を受けた作家、作品も並んで。

 

詩ためのノートが整然とおかれ、

 

やはり直筆で書かれた言葉が

 

親しく、なかに飛び込んでくる。

 

 

 

床に真っ白な大きな本が置かれ、

 

コードを読み込むと

 

iPhoneに文字(詩)に詩があらわれて。

 

 

 

岸田さんはアスパラガス農家。

 

作業につかう長靴も展示♪

 

詩の背景がどのようなものであるか、わかります。

 

 

 

 

この展覧会の図録が充実しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岸田将幸の詩篇、草稿、メモ、

 

年譜、

 

インタビューも各年代ごとにⅣまで。

 

 

詩人たちの岸田詩への稿が篤い。

 

吉増剛造の選評「私ハ、若葉ダ」、

 

受賞記念講演「宿命」も載って。

 

 

表紙の凹凸のある紙、

 

文字の配列など、

 

すみずみまで神経の行き届いた造本です。

 

 

 

2022年5月8日(日)まで。