このCDジャケット、
フランスのバリトン、ジェラール・スゼー(Gérard Souzay: 1918-2004)と
アメリカのピアニスト、ドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin: 1931-2019)。
歌曲演奏の名コンビ。
フランス歌曲、ドイツリートなどなど
名盤は数知れず、
世界中の聴衆を魅了していました。
そのダルトン・ボールドウィン先生による
声楽家とピアニストのための
公開レッスンを聴講しました。
二期会フランス歌曲研究会、2年前でしたか、
昨日のよう・・・
この回は「ショーソンとシャブリエ」。
なんとジュラール・スぜー(バリトン)との
初来日から60年目にあたり、
今年12月には88歳をむかえられる、とのこと。
レッスンはとてもなごやか。
なにより、快活でお元気♪
全ての歌曲の楽譜(歌&ピアノ)を暗譜されて。
詩をどのように読み込み、
曲をどのように構成するか。
先生の一言のアドバイスで、
がらっと歌がかわってくる。
ときおり実際にピアノを弾かれることもあって、
そのフレーズの鮮やかなこと。
その息遣いまで聞こえる!
ショーソンは「蜂雀」「蝶々」「ナニー」と
「愛と海の詩」から「愛の詩」。
シャブリエは「小さなあひるたちのヴィラネル」
「ジャーヌのための歌」「ありったけの花!」「リード」。
この次には受講、とひそかに思って。
一ヵ月経たない2019年12月に
旅立ちの報!?
◆ボールドウィン 1931年にアメリカ、ニュージャージー生まれ。
ジュリアード音楽院とオバーリン音楽院でピアノと室内楽を学んだ後、
パリでナディア・ブーランジェとマドレーヌ・リパッティに学んだ。
歌曲の伴奏ピアニストとして半世紀以上にわたって、
ジェラルド・ムーア、エリー・アーリンク(ソプラノ)と共演。