詩人･小山正孝（おやま まさたか 1916年 - 2002年11月13日）は
詩人。中国文学者。
今日がご命日になります。
「四季」「山の樹」「文学館」同人。
関東短期大学教授。丸山薫賞受賞。
感泣亭
感泣亭(かんきゅうてい)は閑静な住宅地にあって、
小山正孝の詩集「感泣集」からの名。
毎年命日の11月13日前後に例会を催していて、
２０１８年は、
＜小山正孝読み解き方 第七詩集「山居乱信」を中心に＞。
渡邊啓史さんによる明晰な解説と分析がみごと。
正孝60代の詩集「山居乱信」と題された５つの詩篇、
老年の夫婦、その現在、回想、幻想があらわれ、
＜時間＞が組み立てられている、と。
その後、キッシュや軽食で懇親会。
今回も小山正孝の親友・山崎剛太郎さんが出席され、
現在１００歳とは思えないお元気な話しぶり。
参加しているのは「四季」や「山の樹」の同人の詩人、
俳人、画家、編集者などなど。
梶三和子さんの正孝詩の朗読で会を終了。
詩集「山の奥」 銅板画・駒井哲郎
◆小山正孝プロフィール
盆景家小山潭水の次男として、東京青山に生まれる。
府立四中を経て、弘前高等学校_(旧制)に進み、本格的に文学を志す。
旧制弘前高等学校時代に、杉浦明平の紹介で立原道造と知り合い、
強い影響を受け、詩作を始める。
初期にはソネット形式を多用した、抒情詩を多く作った。
後には、散文的要素が強い哲学的、
幻想的な世界を構築したり、日常に潜む危機を描いていった。
初期から晩年まで、その詩の中心的課題は、「愛」であった。
