「平家物語」、
平家の興亡を全120句、
<諸行無常>を語る物語。
「軍記」の最高峰であることは言うまでもありません。
能楽師・安田登さんは
「『平家』は<声>に出して読むよう」、
と繰り返し語っておられました。
テキストにしたのは
新潮古典集成「平家物語」上中下全三巻。
水原一校注、
これがじつに懇切丁寧。
さらに解説「『平家物語』への途」が充実し、
しかも叙情に満ちた文。
本文の横に色変わりである注も読みやすいのが
新潮古典集成。
『平家物語』からさまざまの能や歌舞伎となって。
いつの日にか、
作品として朗読できるように・・・
小さな声で言ってみます。