うわッ、愉しい♪ 極上のエンターティメント! オペラ「連隊の娘」ドニゼッティ作曲 @メトロポリタ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリー プレティ・イェンデ

 

 

 

ドニゼッティ作曲「連隊の娘」!

このプロダクションでは2度目。


マリー役のプレティ・イェンデが

なんとも野性的で、

活き活きとしてチャーミングなこと。

華麗な高音からよごれた声(?)まで自由自在。

なにしろ演技が上手い!

ズールー族出身とかで、

 

台詞にズールー語を入れて、大うけ♪

 

 

 

 

 

 



トニオ ハヴィエル・カマレナ



恋人役のトニオをメキシコ出身のハヴィエル・カマレナ。

愛嬌たっぷり、ちょっとぽっちゃり、

両方のほっぺにくっきりえくぼ。

声はもうもう輝かしいテノールで、

9回のハイC(ツェー、中央のドから2オクターブ上)を軽々と出し、

なんとアリアのアンコールまで。

 



トニオ「友よ、今日は楽しい日」 アンコール(ビス)
  https://www.youtube.com/watch?v=jFKLiCTm7DQ




連隊長シュルピス:マウリツィオ・ムラーロ、

 

その緩急自在なこと。

公爵夫人ス:テファニー・ブライズの

 

重量感(?)あふれる歌唱。

 


さらに往年の映画女優のキャスリーン・ターナーが

特別出演していて、その迫力のあること。

 


なにしろ芝居が達者で、歌唱がたっぷり、

フィナーレは、ニワトリの「コケコッコー」で大団円♪




こんなに楽しく、

ちょっとほろりとする

 

「連隊の娘」は観たことがない。




◆Donizetti’s La Fille du Régiment「連隊の娘」

出演: Pretty Yende,
   Stephanie Blythe,
   Javier Camarena,
   Maurizio Muraro,
   Kathleen Turner,

指揮: Enrique Mazzola.
  March 2, 2019.

 

(画像はメトロポリタンオペラよりお借りしました)