マリー プレティ・イェンデ
ドニゼッティ作曲「連隊の娘」!
このプロダクションでは2度目。
マリー役のプレティ・イェンデが
なんとも野性的で、
活き活きとしてチャーミングなこと。
華麗な高音からよごれた声(?)まで自由自在。
なにしろ演技が上手い!
ズールー族出身とかで、
台詞にズールー語を入れて、大うけ♪
トニオ ハヴィエル・カマレナ
恋人役のトニオをメキシコ出身のハヴィエル・カマレナ。
愛嬌たっぷり、ちょっとぽっちゃり、
両方のほっぺにくっきりえくぼ。
声はもうもう輝かしいテノールで、
9回のハイC(ツェー、中央のドから2オクターブ上)を軽々と出し、
なんとアリアのアンコールまで。
トニオ「友よ、今日は楽しい日」 アンコール(ビス)
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連隊長シュルピス:マウリツィオ・ムラーロ、
その緩急自在なこと。
公爵夫人ス:テファニー・ブライズの
重量感(?)あふれる歌唱。
さらに往年の映画女優のキャスリーン・ターナーが
特別出演していて、その迫力のあること。
なにしろ芝居が達者で、歌唱がたっぷり、
フィナーレは、ニワトリの「コケコッコー」で大団円♪
こんなに楽しく、
ちょっとほろりとする
「連隊の娘」は観たことがない。
◆Donizetti’s La Fille du Régiment「連隊の娘」
出演: Pretty Yende,
Stephanie Blythe,
Javier Camarena,
Maurizio Muraro,
Kathleen Turner,
指揮: Enrique Mazzola.
March 2, 2019.
(画像はメトロポリタンオペラよりお借りしました)