現代俳句協会に年度作品を対象にした賞があります。
<30句>、まとめます。
2019年の俳句誌に発表した俳句、
あるいは新作での応募になります。
その選考の経緯と選者の方々の選評が
「現代俳句」10月号に載っています。
今回30作品をまとめようと思い立ち、
やってみました♪
拙作「あるがまま」、最終選考に残り、
賞と佳作の次、三位に入っていました
217編の応募があったとか。
選者5人のうち、大井恒行さん、浦川聡子さん
そしてこしのゆみこさんに
推していただいたのはうれしい♪
タイトルとした「あるがまま」はこの句から。
かげろえるならばたましいあるがまま
選評の一部をこちらに。
◆大井恒行「第21回年度作品賞選考評」
「夜桜」黒沢孝子、「雪の賦」北村美都子、
「あるがまま」山本掌)
いずれの作者も身の内深く覚える
詩心を受け取らせていただいた。
ぼうたんやにわかに夜はこぼれだし 掌
濃あじさい影蹌踉(たずたず)とみちてくる
おんきりきり五臓六腑に火蛇(かだ)走り
◆こしのゆみこ「選をおえて」
「あるがまま」の激情的映像美にはまる。
ぼうたんやにわかに夜はこぼれだし 掌
あかつきへ距離をあますや青水無月
◆浦川聡子「選考を終えて」
「あるがまま」は、現実と非現実を浮遊している
独特な感性に魅力を感じた。
ぼうたんやにわかに夜はこぼれだし 掌