皆川博子『彗星図書館』は
『辺境図書館』につぐ、
皆川博子愛惜・耽溺の<本>たちへのいざない。
この『辺境図書館』、『彗星図書館』の本をもとめて、
本屋、図書館、アマゾンを巡り、ただよう、
その焦燥と愉楽。
装幀:柳川貴代
装画:伊豫田晃一
このおふたりによる瀟洒な造本。
四六版を小ぶりにしのも素敵。
『辺境図書館』そして『彗星図書館』、
本、それ自体が双子のよう。
『彗星図書館』のなかに手持ちの本、
載っているのがうれしい♪
塚本邦雄『詞華美術館』(文藝春秋 1978年)がそれ。