ピカソ「ゲルニカ」、そのタピストリーの展示、2年前でした @群馬県立近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピカソ(1881-1973)の「ゲルニカ」、

その「ゲルニカ タピスリー」が展示されています。

この展覧会は2018年、2年前のこと。



なんとこのタピストリー「ゲルニカ」は

群馬県立美術館収蔵>!?

驚きました!!

世界にたった3のヴァージョンあるだけです。

有名なのは国連の安保理、これがその1。

その3番目のバージョンがこの美術館にあります!?



油絵は1937年制作。

ゲルニカ村が世界初の空爆をうけ、

ただちにピカソはこの画を描き上げました。

フランコ政権のスペインには渡さないと

アメリカに亡命したこの絵。

その記念碑としてつくられたのがこのタピストリー。


《ゲルニカ・タピスリー Guernica Tapestry》の

圧倒的な迫力。

1983制作、

モノトーン、

素材はウールと木綿。

縦 328×横 680.cm の巨大画面。

息荒くいななく馬、

ひとの目をもつ牛、

ちぎれた腕、

ありえない方向にひらかれた指、

叫ぶ女、

阿鼻叫喚が生々しく聞えてくる。

しばらく釘づけになり動けない。



この美術館の第2室には

ピカソのエッチィング「フランコの夢と嘘 Ⅰ Ⅱ」

ミロの「スペインを助けよ」

フォートリエ「銃殺された人々」「黒い人質」が展示。


「ピカソ《ゲルニカ》と第二次世界大戦中の美術」

この展示、2018年8月26日(日)まで。



(画像はウキペディアより 
タピスリーにGuernicaの文字は入っていません)
 


『暗幕のゲルニカ』の作家・原田マハさん、
このタピスリーについて語った記事はこちら 
  https://courrier.jp/news/archives/83977/