萩原朔太郎 詩集『定本 青猫』初版(翻刻版) 4年前、手に入れました♪ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萩原朔太郎『定本 青猫』初版(翻刻版)、

手元に届いたのは4年前で

おりにふれ読み返しています。


詩集『青猫』、

刊行は1923年(大正12年)に刊行されました。

そしてこの『定本 青猫』。

朔太郎は『青猫』の詩を編集しなおし、

いくつかの詩を入れ替え、

1936年(昭和11年)に版画荘から刊行。

届いたのはその初版(翻刻版)で、

1968年に求龍堂・限定1000部の一冊。

 

 

 

 





外函はボール紙に朔太郎デザインの

 

青猫のシールが張られ、

これは経年変化でちょっと日焼け。



青い中函に包まれるようになっており、

ここには銀で青猫が描かれている。

その中にさらに函があって、

いよいよ黄色の布の表紙に

 

猫のシールがある本体がおさまっている。



本の天地だけでなく三方に

 

青の流水紋様がほどこされて、とても瀟洒。


朔太郎は本の造本にもこだわりがあるとは聞いていたが、

ここまで凝っていたとは・・・



いつくしむように1ページ、

1ページを見ているところ♪