「マノン・レスコー」デ・グリュー 1幕
今年5月はオペラ三昧。
メトロポリタンオペラの配信で毎日のようにオペラを観劇。
この間プラシド・ドミンゴ出演作、3本。
「マノン・レスコー」、「ナブッコ」と「ルイザミラー」
昨日は「マノン・レスコー」、
ドミンゴのデ・グリュー、これは1980年の公演。
マノンはスコット。
「マノン・レスコー」2幕
ドミンゴのテノール、翳りがあって、
なおかつ明るさのある美声、
充実した中音域、
すばらしい演技力、
ずばぬけた歌唱に聴き惚れました。
「マノン・レスコー」4幕
この時から40年たった、
現在はバリトンとして活躍。
18歳でデヴューし、メトロポリタン歌劇場は1968年、
世界中のオペラ劇場でこれだけの長期間、
トップスターとして君臨しているのは
ドミンゴだけではないでしょうか。
(あの世紀の歌姫マリア・カラスは10年!?)
「ナブッコ」歌声、表現の陰影がより深くなり、
しかもなお輝かしい明るさがあるあの声。
3800席のメトで歌うアリア、
ステージ、客席の空間・時間を
生の声が満ちあふれて、
いえ、その声で、統べているよう。
豪華な衣装、
壮麗で重厚な美術、
それにもまして豪奢な<声>!!
<王者>がよく似合う。
ドミンゴの風格、存在感は凄い。
次はどんなドミンゴにあえるか、待ち遠しい。